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納豆と詐欺

実は今日、見たこともない納豆を買った。私は生まれつきの納豆好きが高じて自分の知らない納豆を視野に入れると興奮するという性癖がある。その場で服を全部脱ぎ捨ててもいいのだが、おまわりさんはそれを許さない。なので、見たこともない納豆があれば、そしてそれが値引きになっていれば仕方なく購入することにしている。

しかし、今回購入した納豆はとても美味しそうな雰囲気をまとっているくせにカラシが入っていなかった。商品ヅラは美味しいですよと言っているにも関わらずである。カラシが入っていない。

これはさすがにおまわりさんも許さないだろう。

もしかすると販売側は納豆にとってのカラシを理解していないのかもしれない。納豆のというひとつのパッケージを考えたときに、主役が大豆でありカラシは準主役にあたる。タレにこだわるならカラシにもこだわらないといけない。これは納豆を制作するにあたっての避けては通れない道だ。責任だ。それを無視するということは、下手すると因果律を狂わすことになりかねない。

そして因果律を狂わされたのは私だ。パッケージを開ける前後で、私の因果律大きく変わってしまった。それは宇宙3つ分のエネルギーを消し飛ばしてしまうほどだ。因果律とはなんだ。

とにかく、それくらい納豆を開けたときにカラシが入っていないとショックがでかい。

じゃあ最初からカラシの入ってない納豆を買わなければ良いだって?

へっ、のぼせるぜ!

それが分かっていたら買わないぜ!

それが分からないからこうやっていまこれを書いている。美味しそうな納豆に限ってカラシが入っていないことを明記していない。なぜだ。なぜカラシが入っていないことを隠す。

パッケージに堂々と「この商品にはカラシが入っていません」と書けばいいじゃないか。でも書いてない。

それはつまり、カラシがいかに重要であるかを販売側も分かっているからだ。分かっているから書いていない。確信犯だ。おまわりさんここです。カラシの入っていない納豆と分かっていながら黙って販売しているのはここです。カラシ詐欺です。

このカラシ詐欺が横行しているように思う。すぐにカラシ詐欺の商品を2,3思いつく。良識があるからここには書かないでおくが、おい、あんたのところだ! 美味いけど!

ということを裸になりながら自宅で書いています。あ、カーテンが全開になっていて、となりの家から丸見えだ!

※追記、もしかすると納豆にカラシというのは地域性があるのかもしれない。沖縄に売っている納豆はカラシがほとんど入っていないらしい。ありえん。納豆の国ではとてもありえん。

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