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20170927社説から見る現代日本

おはようございます。

本日の社説は、「メルケル独首相4期目」を日経・読売・毎日・朝日にて、「小池新党」を読売・産経・毎日にて取り上げられています。

「メルケル独首相4期目」ですが、議席数を減らしながらもメルケル首相率いる政党が第一党を堅持しました。

これから他党との連立交渉が控えており、厳しい政局運営になると思いますが、欧州のポピュリズム、排他主義、自国第一主義についてドイツでも勢いを感じつつも、何とかEU統合の道筋に留まった印象です。以下、朝日新聞からの引用です。

「これまで世界を牽引してきた米国の信頼性が揺らぐ時代でもある。EUに限らず、地球温暖化をめぐるパリ協定など地球規模の問題についても、メルケル氏への期待は高い。」

「小池新党」については、安倍総理の記者会見日に新党設立会見をぶつけてきた小池氏の手腕に鮮やかさは感じます。

一方で、政策理念等には疑問や不安も大きく、何を目指しているのか具体的に見えてきません。誰にとっての「希望」なのか。以下、産経新聞社説からの引用です。

「当選さえすればいい人たちの「希望」をかなえる党の姿を暗示していないか。」

さて、本日のオススメ社説は日経の「学校現場の疲弊を防ぐには」です。一般企業の社員とは違った労働環境・職場慣行に縛られてしまっている教職員の現状をいかに改革していくか。

現状の問題を放置したまま、財源の手当のみを示して幼児教育の無償化に突き進むのは、個人的には不安が残ります。

教育は受け手である子どもたちが主役であることは間違いありませんが、その担い手である教職員への理解があってこそ、真に価値あるものになると思っています。

以下、日経からの引用です。

「タイムカードの導入という表面的な対策にとどまらず教員の本来業務は何か、という議論を家庭、地域を含めて深めてほしい。」

<社説一覧>
日経:4期目迎えるメルケル独首相の試練/学校現場の疲弊を防ぐには
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:希望の党 大衆迎合的政策に偏っている/メルケル氏続投 独選挙に影落とした難民問題
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:小池新党 議員生き残りの「希望」か/韓国の慰安婦碑 愚かな官製反日をやめよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:日本の岐路 「希望の党」の登場 小池流の鮮やかさと不安/メルケル独首相が政権維持 楽観許さぬ4期目の行方
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:衆院選 消費税 財政再建はどうした/メルケル首相 欧州統合の推進堅持を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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