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20180209社説から見る現代日本

おはようございます。今日は平昌冬季五輪の開会式があります。

国際政治の思惑は脇に置いて、どうか選手の皆さんにとっては、競技に集中して日頃の鍛錬の成果を出し切れる大会となるように願ってやみません。

産経を除いた四紙が社説で平昌冬季五輪を取り上げている中、本日のオススメは毎日の「平昌冬季五輪きょう開幕 国家間競争超えた祭典に」です。

以下、毎日社説からの引用です。

「第23回冬季オリンピック大会が韓国・平昌できょう開幕する。92の国・地域から2900人を超す選手が参加する。いずれも過去最多だ。

大会直前になって、核開発をめぐり国際的な批判を浴びる北朝鮮が参加を表明した。このため政治色の濃い大会となった。

30年前のソウル五輪で北朝鮮は大韓航空機爆破事件まで起こして妨害を図った。今度は自国の参加を駆け引きの材料に使ったといえる。

(略)文在寅政権は(略)融和姿勢をアピールしている。だが、北朝鮮は開幕前日に軍事パレードを行うなど平和への意思は感じられない。

北朝鮮の狙いは結局、文政権に南北融和への期待を抱かせ、日米との距離を広げることだろう。

(中略)

巨大イベントと化した五輪は、メダルの数によって国の強さが誇示され、国威が発揚される場となった。しかし、五輪憲章では大会を「選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と位置づける。

南太平洋のトンガからは初のスキー代表が出場する。1年前に始めたばかりで、国外遠征費はインターネットで募った。

メダル争いだけが感動を呼ぶものではない。冬季五輪は「技と美の競演」だ。過去最多の102種目で、その表現にふさわしい大会となることを期待したい。」

<社説一覧>
日経:効率化への踏み込み足りぬ診療報酬政策/政治色のない平和の祭典に
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:平昌五輪開幕 「北」の政治宣伝は許されない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:診療報酬改定 医師不足と偏在に答えを/線香の配布 法改正で問題の根を絶て
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:平昌冬季五輪きょう開幕 国家間競争超えた祭典に/読書感想文コンクール 本が引き出す「考える力」
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:金正恩氏の妹 訪韓を説得の機会に/憲法70年 自民の抱えるジレンマ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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