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20171021社説から見る現代日本

おはようございます。台風が近づきつつありますが、台風の影響によって各地に被害が起きないことを祈るばかりです。

本日のオススメは日経の「国民審査で司法のチェックを」です。

衆院選に注目が集中しますが、22日の衆院選に合わせて最高裁判所の裁判官に対する国民審査が行われます。

不適任と思われる裁判官には国民から「×」をつけることができます。投票数の過半数が「×」を占めれば罷免となります。

ただ、過去この国民審査によって罷免された裁判官はいません。投票時に何も記載しなければ信認と認識されるという制度設計も影響していると考えられます。

国民審査は必ず衆院選と同時に実施することと定められているため、どうしても衆院選に注目が集中します。

また、最高裁裁判官として不適合かどうかの判断材料となる情報提供も不足がちとなってしまいます。投票者の主体的な行動が求められます。

日経社説では、「1票の格差」「夫婦別姓」「原発再稼働」などに対して、国民審査を受ける裁判官がどういったスタンスを取ってきたかを検討材料にしてはどうかと例示しています。

以下、日経社説からの引用です。

「各裁判官がどの判決に、どのように関与したのか。新聞報道や各世帯に配られる審査公報、最高裁のホームページなどで調べれば手掛かりになる。

(中略)

国民審査は形骸化が指摘される。まずは最高裁が判断材料をより積極的に発信する必要がある。制度の見直しをためらわず、さらに実効性を高めていくべきだ。」

<社説一覧>
日経:米国の国際機関軽視は世界の安定脅かす/国民審査で司法のチェックを
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:あす投票 1票で将来への責任果たそう/日産無資格検査 自浄能力を発揮する正念場だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:衆院選あす投票 国難乗り越える選択を 半島危機に向き合うのは誰か
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:日本の岐路 働き方改革 若い世代こそ見極めよう/横行するあおり運転 危険排除の啓発強めたい
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:衆院選 電力の将来 「二つのずれ」どうする/衆院選 政治の言葉 空疎さ嘆くだけでなく
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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