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20171006社説から見る現代日本

おはようございます。急速に訪れる秋の冷え込みで風邪が流行っているようです。体調にはお気をつけください。

さて、本日の社説オススメは読売の「東電柏崎原発 再稼働へ経産相も汗をかけ」です。

希望の党の小池百合子代表が「2030年の原発ゼロ」を打ち出したこにより、原子力発電所の再稼働について衆院選の嵐に放り込まれました。

廃棄物処理・管理や事故リスクを勘案して長期的視点に立ったときに、原発が他の電源と比べてコスト効率に優れているかどうかは議論のあるところです。

一方で既に建設されている原発について、稼働にしろ廃棄にしろ何らかの手立てを打つ必要はあります。

安全面を最大限に審査して、可能なものを再稼働することには賛成です。しかし、地元への説明なども十分に実施する必要があると思います。

柏崎の場合、一義的には東京電力に説明責任があると思いますが、再稼働の判断にあたっては政治的な要素もあります。

政府としても丁寧な説明が求められていると考えています。

以下、読売の社説からの引用です。

「審査の最終段階で規制委は、技術面での審査に加えて、事業者としての東電の適格性を俎そ上じょうに載せた。異例の対応は、東電への不信感が根強いことの表れだろう。

(中略)

世耕経済産業相は「東電自らが説明責任を果たすことが重要だ」と言うが、地元説得に赴いてはどうか。東電任せにせず、政府も新潟県などに働きかけるべきだ。」

<社説一覧>
日経:IT投資を生産性の向上につなげるには/質を競う監査法人の再編に
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:東電柏崎原発 再稼働へ経産相も汗をかけ/NHK同時配信 導入に前のめり過ぎないか
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:柏崎刈羽「合格」 衆院選で国の意志を示せ/NHK過労死 もはや例外は許されない
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:日本の岐路 衆院選の候補者 個人の資質も見極めよう/カタルーニャ独立住民投票 混乱の拡大を懸念する
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:衆院選 森友・加計 「丁寧な説明」どこへ/カタルーニャ 冷静に自治拡大の道を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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