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20171026社説から見る現代日本

おはようございます。

全紙、中国新指導部発足に関する社説を掲載しております。

中国共産党は、5年に一度の党大会を終えました。7名で構成される新最高指導部が発足し、再任は習近平氏と李克強氏の2名、新任が5名となりました。

過去の慣例では5名のうち2名は次世代(ポスト習世代)からの登用がありましたが、今回は見送られ、再任・新任合わせた7名全員が60代です。

中国は、個人独裁による弊害から最高指導者の任期を二期10年としてきました。

ポスト習世代の登用を見送ったのは、習氏が10年以上の期間、最高指導者の地位に留まるための布石とも見られています。

本日あえてのオススメは読売の「中国新指導部 習氏が長期独裁の基盤固めた」です。

以下、読売社説からの引用です。

「中国共産党の習近平総書記(国家主席)が、長期政権を視野に入れた異例の布陣を敷いたと言えよう。独裁体制のさらなる強化が懸念される。

(中略)

 首脳同士が信頼関係を築けるよう、定期的な会談の場が必要だ。年内の日中韓首脳会談の実現に続き、習氏の中国トップとして初の来日に道筋を付けたい。

 新指導部では、強硬な対日政策を主導した王毅外相が中央委員に留任した。政治局員に昇格した楊潔チ国務委員の後任に就き、中国外交を統括する立場となるのかどうかも注視したい。」

<社説一覧>
日経:中国の権力集中と習氏礼賛を懸念する/クロマグロ漁獲管理の徹底を
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:立民と希望 安易な離合集散を繰り返すな/中国新指導部 習氏が長期独裁の基盤固めた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:「習思想」の中国 異様な権力集中に備えよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:習近平政権の新体制 強権を地域安定に生かせ/障害者施設での虐待 行政の調査力が足りない
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:習近平新体制 個人独裁へ歩むのか/米軍ヘリ事故 「深化した同盟」の現実
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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