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20180310社説から見る現代日本

おはようございます。

本日は全紙で米朝対話を取り上げています。

日本としては、北朝鮮の核問題解決が進展することを期待しつつ、警戒を怠らず、拉致被害者が一日でも早く平穏な日々を取り戻せるように努力すべきです。

各紙のポイントを以下のとおり抜粋します。

日経:「過去の失敗は繰り返してはならない。いくら「歴史的会談」でも、非核化に資するものでなければ意味がない。トップ会談に臨む以上、トランプ氏は北朝鮮の真意を冷静に見極めつつ、今度こそ着実で不可逆な核放棄を金委員長に促していく必要がある。」

読売:「被害者が拉致されてから、長い歳月が過ぎた。国家犯罪の全容を明らかにし、被害者を早期に帰国させる。その政治決断を金委員長に迫らねばならない。政府は米国と緊密に連携し、核・ミサイル問題と拉致問題の包括的な解決を目指すべきだ。」

産経:「核危機の解決とは、朝鮮半島の完全な非核化の実現でしかあり得ない。日本国民の安全のため、このゴールは一ミリたりとも動かせない。北朝鮮が、米本土向けの核攻撃能力を持たなくても、日本や韓国向けは持つといった、限定された形で核保有国となるのを認める妥協は受け入れられない。」

毎日:「トランプ氏自身が米朝会談に前向きなのは悪いことではないが、自らの交渉能力を過信するのは禁物だ。同じ共和党のブッシュ政権は2005年の6カ国協議で北朝鮮に核放棄を約束させたが、検証方法などをめぐって対立し核放棄の約束は結局、ほごにされた。」

朝日:「そもそもトランプ政権は、いまだに包括的な朝鮮半島政策を練る態勢ができていない。国務省の東アジア担当官も、北朝鮮政策の実務専門官もそろっていない。その異常な状態を解消するのが必須条件である。」

<社説一覧>
日経:米朝のトップ会談で着実な非核化を促せ/仮想通貨業者の選別が必要だ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:米朝首脳会談へ 非核化の真意見極めが先決だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:米朝首脳会談へ 完全な非核化は譲れない 拉致被害者の即時解放を迫れ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:米朝首脳会談を開催へ 核放棄の確約こそ肝要だ/森友問題で佐川長官辞任 疑惑は解明されていない
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:佐川長官辞任 政権全体が問われる/米朝の対話 拙速戒めつつ前進を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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