20180127社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは日経の「相続制度の見直しを機に自らも備えを」です。

死の運命にはだれも逆らうことができません。そして、それはいつやってくるかも分かりません。

決して他人事ではない、相続制度。自らの備えについて考えるきっかけとなれば。

以下、日経社説からの引用です。

「相続制度を大きく見直す案を、法制審議会の部会がまとめた。政府は今国会に、民法などの改正案を提出する方針だ。時代に合わせた法改正は当然だが、私たち一人ひとりも相続を自らの課題と考え早くから備える必要がある。

　改正の最大のポイントは配偶者の生活を安定させることだ。

（中略）

（また）改正案では、介護などで故人に貢献した相続人以外の親族が、相続人に金銭を請求できる仕組みも設ける。

今回の見直しはもともと、婚外子の相続を差別する規定を最高裁が違憲としたのがきっかけ。

（中略）

ただ、これらはいずれも法律上の配偶者や親族が対象だ。法律婚ではなく、あえて事実婚を選んだカップルは対象外となり、課題を残した。家族のあり方は時代により大きく変わる。多様化に即して今後も検討が欠かせない。

税制をふくめ相続の制度は複雑だ。政府は改正の意義を分かりやすく国民に説明し、トラブルの発生と長期化を少しでも防ぐべきだ。同時に、国民一人ひとりの心がまえも問われる。」

＜社説一覧＞
日経：相続制度の見直しを機に自らも備えを／ｉＰＳ論文不正が問うもの
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：介護報酬改定　自立支援強化へ効果は疑問だ／「習近平思想」　個人崇拝の復活が懸念される
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：憲法と政党　改正論議の加速が必要だ／北朝鮮の密輸船　海の「抜け穴」を見逃すな
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：米大統領がＴＰＰ復帰言及　戦略の見直しなら歓迎だ／超高齢化への介護報酬改定　認知症の対策が足りない
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：憲法７０年　野党からの重い指摘／草津の噴火　火山防災を加速しよう
http://www.asahi.com/news/editorial.html