20171105社説から見る現代日本

おはようございます。三連休最終日、東京は秋晴れの様相です。

今日からトランプ大統領のアジア歴訪が始まりました。日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンと続きます。

本日のオススメは毎日新聞の「トランプ歴訪と北朝鮮問題　危機の打開は国際協調で」です。

融和政策の問題点と、いたずらにハンマーを振り回せばよいわけではないことをバランス良く展開してくれていると思います。

以下、毎日社説からの引用です。

「相手の要求を簡単にのめば、さらに理不尽な要求を突き付けてくるかもしれない。これはナチス・ドイツに対する欧州諸国の領土的妥協が裏目に出たミュンヘン協定（１９３８年）の教訓だ。北朝鮮に対しても安易な「融和政策」は危険である。

私たちは緊張緩和にも対話にも反対しない。だが、脅威を後世に残さないためには細心の注意が必要だ。

（中略）

北朝鮮を見放せと言うのではない。生存のために核が必要だと北朝鮮が言うのなら、北朝鮮が核兵器を廃棄しても共存しうる枠組みを米中が協力してつくる選択肢もある。

（中略）

北朝鮮対応で成功すれば、国内で支持率低下に悩むトランプ政権にとって大きな得点になろう。だが、功を焦って軍事行動に出れば、取り返しのつかぬ大失敗になりかねないことを自覚すべきである。」

＜社説一覧＞
日経：100年に１度の変革に挑む自動車産業／農漁業改革の手を緩めるな
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：習氏の対日政策　関係改善へ指導力を発揮せよ／技能実習法施行　監督強化で制度の適正化を
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：ＴＰＰ１１　この機を逃さず合意図れ／津波防災　「迷わず避難」を次世代にhttp://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：トランプ歴訪と北朝鮮問題　危機の打開は国際協調で
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：政治の可能性　「そんなもん」を超えて
http://www.asahi.com/news/editorial.html