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20171106社説から見る現代日本

おはようございます。

今週も始まりました。昨日トランプ大統領が初来日し、安倍総理と一緒にゴルフをしたり、両夫人は銀座に連れ立って出かけるなど、友好的な雰囲気で過ごしています。

今日は日米首脳会談が行われるなど、政治日程が詰まっています。

先程、米国南部テキサス州サザーランド・スプリングスにて現地時間日曜礼拝中の教会で11月5日に男が銃を乱射し、少なくとも27人が死亡し、24人以上が負傷したとのニュースが入りました。

犠牲者はさらに増える可能性があるとのことです。

本日のオススメは毎日の「ロシア革命から100年 強権統治という負の遺産」です。

第一次世界大戦勃発100年の2014年にはクリミア併合など、国際社会においても強硬的な姿勢をみせるロシア。

明日11月7日は、ロシア革命勃発から100年の節目の日となります。

ロシア革命をきっかけに成立したソビエト連邦は1991年にその歴史に幕を閉じました。

米国と並ぶ超大国として冷戦構造の一極として君臨していた立場から凋落してしまった。後継国家ロシアの20世紀末から21世紀初頭にかけての姿でした。

しかし、米国大統領選挙への干渉や対米包囲網を意識した中東を中心とした外交など、冷戦崩壊後求心力を失っていたロシアがここ数年新しい動きをみせています。

節目の日を前にあらためて、社会主義とは何か(何だったか)とロシアについて考えるきっかけになれば幸いです。

以下、毎日社説からの引用です。

「無産階級を解放し、民衆が権力を握るという社会主義思想が、世界に波及力を持っていたことは間違いない。その思想に基づいてアジアやアフリカでは社会主義政権が誕生し、ソ連はその盟主になった。

 一方で、スターリンの大粛清に見られるように、共産党の一党独裁体制による市民社会の弾圧という負の側面も大きかった。中国やカンボジアなど各地に広がった社会主義国でも、虐殺や人民弾圧という共通現象を生み出した。

(中略)

今やプーチン氏は、ロシア革命前の皇帝に近い存在になった。体制を動揺させかねない動きを一層、力で押さえつけようとするだろう。

しかし、必要とされるのは、国民の意思が政治を動かす民主的なシステム作りである。それが100年たってもできず、力に頼る統治が今なお続いているところに、ロシアが抱える「負の遺産」の根深さがある。」

<社説一覧>
日経:パリ協定のルールづくりで存在感示せ/日本の映像産業を育てるには
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:首相賃上げ要請 高い目標に見合う政策が要る/監査制度改革 企業会計不正の防止に生かせ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:3%賃上げ要請 脱デフレの正念場迎えた/危険運転致死傷罪 常識に沿う不断の改正を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:教育無償化の議論始まる 場当たりでは無理を生む/ロシア革命から100年 強権統治という負の遺産
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:黒髪指導 生徒の尊厳を損なう愚/株価上昇 日銀の買い入れ再考を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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