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20171111社説から見る現代日本

おはようございます。

本日のオススメは日経の「TPP11を礎に質高い自由貿易圏つくれ」です。

今年、日本は日欧EPA(経済連携協定)の大枠合意を7月に実施しました。

その勢いの残る7月12日から13日にかけて神奈川県箱根において、TPP(環太平洋連携協定)に関する各国首席交渉官会合を日本が主導して取り進めました。

元々、TPPは米国を含めた12か国(※)で大筋合意されていましたが、トランプ政権誕生後に米国が離脱を表明。

(※)米国・日本・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・メキシコ・チリ・ペルー・ベトナム・マレーシア・シンガポール・ブルネイ

箱根での会合終了時点では、新条約の発効条件について結論は出ず、各国間で思惑の違いもあり、11月までに調整が可能かどうかは不透明な情勢でした。

日本が主導して各国との調整を積極的に進めた結果について、とても喜ばしく前向きにとらえています。

一方で、今回の合意はあくまでも「大筋合意」であり、実務上克服すべき課題は、残っています。日本の更なる活躍を期待します。

以下、日経社説からの引用です。

「新協定は実質的に11カ国によるTPP(TPP11)だ。保護主義に傾くトランプ米大統領が離脱を決め、TPPは瓦解する懸念さえあった。11カ国の議論を主導する日本の努力を評価したい。

(中略)

 11カ国による協定発効後は韓国や台湾、タイ、フィリピンといった国・地域にも門戸を広げることが課題となる。TPP11は質の高いアジア太平洋の自由貿易圏づくりにむけた大きな礎である。日本は常にこの地域の自由貿易の先導役を果たさなければならない。」

<社説一覧>
日経:TPP11を礎に質高い自由貿易圏つくれ/北朝鮮に米中一体で圧力を
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:トランプ演説 具現化が問われるアジア戦略/「加計」獣医学部 教育の質確保が最優先課題だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:出国税 使い道の説明が足りない/がん基本計画 治療と仕事の両立支援を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:「加計」獣医学部が認可へ 説明もしないまま開学か/希望の党の共同代表選 分裂しても続く路線対立
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:「加計」開学へ これで落着とはならぬ/「多弱」の野党 再編より、まず政策だ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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