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20180203社説から見る現代日本

おはようございます。今日は節分ですね。
本日のオススメは朝日の「「安保法」訴訟 あぜんとする国の主張」です。

安保法の是非については、各自ご意見のあるところです。個人的には「存立危機事態」の定義が曖昧なままでは意見の集約もままならないと思っています。

具体的に全てのケースを列挙することは難しいとしても、どういった事態が「存立危機事態」なのかを事前に整理しておくことは必要不可欠だと思います。

国防において「想定外」の事態は、国民の財産と生命を危機に晒す可能性があるのですから。

以下、朝日社説からの引用です。

「あぜんとするのは、裁判で国が、存立危機事態の発生は想定できないとの立場を終始とり続けたことだ。安倍首相が北朝鮮情勢を「国難」と位置づけ、衆院選を戦った後の昨年11月の段階でも「国際情勢に鑑みても具体的に想定しうる状況にない」「(北朝鮮との衝突は)抽象的な仮定に過ぎない」と述べた。

説得力を欠くこと甚だしい。ならばなぜ、長年の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、強引な国会運営で安保法を成立させたのか。

(中略)

首相が当初、象徴的な事例としてあげたホルムズ海峡の機雷除去も、審議の終盤には「現実問題として具体的に想定していない」と発言を一変させた。

一方で小野寺防衛相は昨年夏、米グアムが北朝鮮のミサイル攻撃を受ければ日本の存立危機事態にあたりうると、国会で前のめりの答弁をした。」

<社説一覧>
日経:安定成長に手腕問われる新FRB議長/これで受動喫煙を防げるか
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:無期雇用転換 非正規の処遇改善を図りたい/京大入試ミス 受験生の身になったルールに
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:NAFTA再交渉 「多国間」復帰の試金石だ/相撲理事改選 公益に資する組織なのか
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:茂木経済再生相の線香配布 今の説明では無理がある/相次ぐ大学入試の出題ミス まず解答例の早期提示を
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:「安保法」訴訟 あぜんとする国の主張/札幌の火災 困窮者に「住」の保障を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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