「私のことを嫌っている人」は「イヤな人」なのか?
「私のことを嫌っている人」のことは、イヤだなと思うでしょう。
しかし、こうも考えられます。
「私のことを嫌っている人」は、
「私を嫌うためにエネルギーを使ってくれている」と。
「私のことを嫌っている人」は、
「私になにか、望みがある」と。
具体的に、例えば、先生と保護者。
先生の対応がイヤで、保護者の人が怒る。文句を言う。嫌う。
これは、先生に「してほしい対応」があるから。
「先生に○○してほしいのに、先生はしてくれない」
だから保護者の人は怒る。文句を言う。嫌う。
本当に嫌いな人なら、無関心になる。無視するだろう。
でも、無視できない関係。
だから嫌いになる。
「嫌い」という関係性が続いている。
それは弱くないエネルギー。
だから、そのエネルギーの向き方が変わると「昨日の敵は今日の友」みたいにもなる。
好きと嫌いは裏表。
愛するから怒るし、イライラする。
自分が嫌っている誰かは、その人に対して何かの望みがあるから、嫌う。
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20代で教師経験が無かったとき、保護者の人にたくさん怒られました。
私は、あるベテランの先生に相談しました。
「自分は保護者の人に怒られている。文句をよく言われる。嫌われている。」
そうしたらそのベテランの先生は一言、
「ああ、その保護者は先生に甘えたかったんだな。」
当時は意味不明でしたが、今なら分かります。
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この記事とは関係ありませんが、人間関係において、
・投影
・投影性同一視
など心理学の知見もあります。
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