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「いま,起きていること」に目を向けてみよう.

目まぐるしくも日々変化する生活がごく当たり前となった今日.

僕たちはそんな毎日の中,劇的に何かしら非日常的なことが起きないかなどあまりアテにならない未来の予測をすることで,「今,起きていること」には目もくれずに,「将来的に,起こるかもしれない」(予測不可能なこと)ばかりに意識が向きがちであることに注意しよう.

具体的に「今,起きていること」とは,自分で認識できる範囲=“手の届くところ”に意識を集中することができているのかということです.
背中がかゆいなあと思っている時には自分の手では届きません.つまりは,自分の手の届く(環境をコントロールできる)範囲を知ることが大事だと僕は言いたいのです.今でこそ,便利なもので溢れかえる時代になったからこそ,手が届かないようなところにまでピンポイントに手が届くのが当たり前だと錯覚してしまいやすくなったところも大きいと思います.

自身の力で影響を与えることのできる,あるいはコントロールすることの出来る範囲を,しっかりと把握している人というのは,はっきり言ってあまりいないと思います.言い方を変えるとすれば,それは「地に足をつける」,「今,自分の現実を知る」といえばよりわかりやすくなったかなあと思います.

「地に足をつける」を日々実践的に行なっている人は少なくとも僕の書く文章を読む前から,すでに理解し,むしろ工夫したりしてうまい具合に自分の力へと還元しているかもしれません.

けれども,この「地に足を」つけて考えるというのはかなり厄介で非常に自分の力だけではどうも気づきにくいものであることが問題なのです.
僕自身,このnoteを書き始めるまでは,毎日がふわふわと非日常的なことばかり夢想したり,起こらないようなことを思い描いたりしていました.しかし,ある日「ちゃんと現実をみて生きているのか」と目を見て指摘してくれる方と出会ったことで,今までは目の前の現実と向き合うことから逃げ続けていた自分を客観的に知る機会を得て,今こうして,地に足をつけるための訓練を始めたわけですが,そのお話はまた次回としましょう.



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