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地下アイドルの新規獲得大作戦!

背景と目的

アイドル現場は新規を獲得してこそ。地下アイドルはライブが中心なので、ヲタクの出入りが激しく、絶えず新規をつかまないとあっという間に特典会が寂しくなります。
対バンの特典会過疎ってるとイメージもよくないですしね。賑わってる現場ほど、新規が付きやすいかな。
新規をつかむのにどんな工夫をしているのか、観察してみました

新規獲得のきっかけ

口コミ


これが一番確実な気がします。同じ現場の人にお薦めされるといきますよね。僕の場合は最近だとyosugalaやfeeiNEOがこのタイプ
主現場ではマイノリティの僕でも、おすすめポイント聞いてから行けるので失敗が少ないです
新規獲得手段にお友達キャンペーンが多いのも納得できるなぁ

対バン


これも多いです。この配信で佐藤海人さんが話してましたが、対バンは新規獲得のために大事だという話が。

「3番目に推してもらえるグループになれるか」はその通りだなと納得。
対バンの場合、既にお目当ているので、「ついでにみてみようかな」「あ、いいな」と思ってもらえることが大事。
対バンはある意味宝の山です。確度の高い見込み客が目の前にいるのですから。大型対バンで沸き曲と定番曲中心にするグループが多いのはこの辺の影響かな。いつも対バン被っててちょっと気になっているヲタクをどう誘導するかがポイントになりそう。

SNS


Fruits Zipper(ふるっぱー)でご存じの通り、TikTokも重要な入り口。はっきりとTikTokを意識した曲作りをしたAppareも最近は女性客が増えています。単に踊るのではなく、自己紹介やライブダイジェスト、告知など、演者さんもいろいろ工夫しているので、このルートは今後ますます伸びていくのでは。
Twitter、Instagramに加えTikTokにブログとコンテンツ増えて演者さんは大変そう。多分プラ垢もあるんだろうし。

配信


SNSと同じカテゴリなんでしょうけど、各種配信アプリもツールとしての存在感が増してきているように思います。人物がわかるし、コメントで会話もできるので双方向コンテンツとしてはかなり優秀かも。ただ、配信プラットフォームもいろいろあるので、どれ選ぶのかも大事なのかもしれませんね。

大事なのは、これらを組み合わせて現場への導線を作ることだと思います。地下アイドルの場合、基本SNSだけでは売り上げにならないので、SNSから現場へ、導線を作ってあげることが大事ですね

僕の優先順位は対バン>口コミ>SNSですが、個人差ありそう。ふるっぱーとかTikTok入りが多そうだし。

新規獲得の手段

新規チェキ無料


多分一番ポピュラーです。半分以上やってる気がする
SNSのフォローが条件だったりするところもあります
僕はマイディアとfeelNEOでこれ使いました。
対バンには最も有効な施策だと思います。ただ、歩留まりは悪そうな気もするので、割り切りが必要。

次回チェキ無料


これもたまに見かけます。新規でチェキ券買うと次回無料のチェキ券くれる。「二回目」を重要視する戦略はなるほどなぁと思いますが、「初回」のハードルはまあまあ高いという声も。
ルルネージュはご新規1枚無料+次回チェキ券買うともう一枚くれる二本立てでした

招待


友達連れてくと本人と友達にチェキ券くれるサービス。
これもよく見かけますが、運営さんよく覚えてられるなー
口コミ拡散を狙うには一番有効な手段だと思います。
この施策採ってるところは割と運営さんとヲタクの関係が良好な気がします。営業活動を外注するわけですしね。

いずれにせよ対バン限定だったり、ワンマン前だけやってたり、運営さんがきめ細かく設定してるところはどのイベントに力を入れているのか、わかりやすいです。
ただし、これらの施策に人を集めるためには、口コミや対バンといった入り口をしっかりと準備することかと。ばら撒き施策は効果が薄いと感じました。

サンプル検証


僕の場合、きっかけは口コミか対バンがほとんどです。ただ、ライブ一回見ただけでは特典会行かないので(←推しメン誉めてくれ)、ライブでよかったなと思った時にSNSフォローして、あれば配信みて、それから次の対バンでタイテが合えばって感じです。
かなり慎重なのですが、その理由はチェキ撮ると、その後被ったときに「行かなきゃ」というプレッシャーに悩まされるからです(小並感)。
去年のチェキ帳見返すと月15-20現場行ってますけど、2022年のはじめましては4人だけでした。かなり少ない方だと思います(←推しメン誉めてくれ)サンプル4件なので統計的に有意であるかは怪しいのですが、以下、それぞれのきっかけと手段を検証してみようと思います

My Dear Daring' 水城梓さん


対バン→新規無料パターン
多分アイ甲でみかけたのが最初。とりあえずSNSフォローして2回くらい対バン行って、新規無料特典使って初めましてしました。マイディアは元現場スパガの曲作ってた多田慎也さんが初期曲作ってて、最初はそんな話をした記憶があります。新規でも話しやすい子です。
マイディアはエブリデイ新規無料のはずなので、割と利用しやすいのでは。同じ事務所のジャムズやバニクルと同じ対バンに出演することが多いので、グループ全体で新規を取り込んだり、グループ間のシナジー効果もありそう。
マイディアさんはワンマン決まると手書きコピーのチラシ作ります。物販に置いてあるのですが、新規特典受け取った人はかなりの確率でチラシも手に取っていました。
キレイな紙に印刷して無作為に配るよりも、新規特典で来る見込み客にしっかりアピールする施策の方が効果ありですね。

かすみ草とステラ 渡辺萌菜さん

FFさんの推しメンでツイート流れてきて、気になってSNSフォローしていたのですが、対バンで被って初めまして。
口コミ→新規無料パターンですね。
遠征だったからかな。メンバー全員フォローで新規無料だったので、サクッとご挨拶と思ったら、やたら当たりやすいくじ引きがあって、あっという間に手元にチェキ券が10枚に。消費しきれずに周りのヲタクに配ったので、微力ながら貢献できたと思います(笑)
Twitterは前からフォローしていたので、その話をした記憶が。
ほぼ毎日手書きのツイート(伝われ)してるのが印象的です。Twitterみてください


ルルネージュ清水梨沙さん

SNS→新規無料パターン
「あやふやロマンティック」がTikTokで流れてきてたので気になってはいたのですが、夏の山中湖(Spark!かな)で観たのが最初。はじめましてはそこから4か月後の対バンでした。お姉さんっぽい感じの良い子ですね。
ルルネはご新規無料かつ二回目チェキ券買うともう一枚の特典があって、新規獲得に熱心に取り組んでいます。また、TikTokでも運営さんが色々と載せていて在宅民にもアピールできてるんじゃないかと。
まぁ二回行ったらほぼ通ってるも同然なので(当社比)効果はあるんじゃないかな。チョロヲタホイホイ施策ですね
運営さん作ってるTikTok面白いので、リンク載せときます


FeelNEO あやポンさん


FFさんのおすすめがきっかけ。とにかくライブが良くて、珍しく初見で初めましてしています。口コミ→新規無料パターン
岡山のグループなので次いつ会えるか分からなかったっていうのもあるのですが。
最年少リーダーでしっかりした子です。
先月のASOBANIGHTに出演の際は、入れ替わるヲタクの足をパフォーマンスで止めてました。それくらいパフォーマンス良いです。この日の特典会はかなり新規の人いました。
まだ東京では無銭単独とか、新規無料でのヲタクが多い感じですが、地元岡山ではしっかり基盤を築いているようですし、毎月の東京遠征も人増えてきてる感じ。
先日のアイドライズもタイテいいとこ入ってたし、今年は売れるんじゃないかなぁ。この配信でかなり、現在地点分かるんじゃないかと。

導線作りが重要


振り返ってみると、僕の場合は先に分類した【きっかけx手段】パターンにすべて当てはまりました。
改めてみると対バン→(SNS)→特典会→SNS→対バン→特典会のサイクルで定着しているケースが多いですね。

運営さんと話してると「新規無料はコストのわりに定着しない」という話も聞くのですが、うまくいかない理由は、手段だけを整備して、入り口をきちんと検討していないため、導線作りが出来ていないように感じます。
少なくとも、二回目までの導線作りはしておかないと、フリーライドされるのでは?
きっかけ作りにばらまくのではなく、定着化を意識した戦略が必要ですね。
効果検証もしないと意味ないと思うのですが、この辺までやってるとこ少なそう。チェキ券の色でも変えれば割と簡単に出来ると思うんだけど。対バンはかなり特徴が出るので、タイテの相関とか検証したら使えるんじゃないかなぁ。

新規無料は効果あるけど「おかえり」があってもいいのでは?


結論として、手段として新規無料は効果あると思います。「ちょっとでも気になったら特典会遊びに来てね♡」って言われても1.5K-2Kかかりますしね。
まぁ僕の場合は「そのあと被ったら行かないとなぁ」と思いがちので「タダより高いものはない」っていうのは金言です。
あとは白チェキ、写メでもいいからトークつけることかな。新規無料が売り上げにつながるのは二回目以降なので。
この記事では「新規」に論点を絞りましたが、いわゆる「他界」したヲタクにアピールする方が歩留まりいいんじゃないかなぁ。「大きくなった私たちをみてね」のお帰りキャンペーンとかあってもいいと思うんだけど。

悪手

逆に新規獲得には悪手だなぁと思うのが以下の二つです。

10人超え招待


口コミ招待は効果あると思うのですが、動員目的の大量招待は歩留まり悪いと感じました。二桁の新規招待もワンマン前になるとぼちぼち見かけます。偏見なんでしょうけど、これやって人増えた現場見たことないんですよね。
むしろ逆効果の印象が。招待者が動員の2割越えちゃうと、Decoration(粉飾)だと思ってますし、そういう話はイベンターさんの間でもすぐ伝わるそうですので、グループの印象を悪くしちゃう感じです。「強い対バン」に呼ばれなくなると入り口が相当狭くなっちゃいますし。

ビラ配り


渋谷駅前でビラ配ってるアイドルさん多いですけど、時間とコストの割には効果薄い気がします。チラシでSNSフォローしてもらって、現場へという導線作りは出来ているのですが、ちょっと導線長すぎる気が。実現率どれくらいなんだろう。まだ対バンも少ない新人グループに限定された新規獲得アプローチだと思います

結論

  • 新規獲得は【きっかけ】x【手段】モデルで考える

  • 「新規無料」はフリーライドされない導線作りが必要

  • 効果検証も重要。その中から最適な組み合わせを確認し、リソースを集中       させよう

この記事の網羅性を検証しようと、今話題のchatGPTに「アイドル現場にハマるきっかけは?」とお伺いしてみると、以下の結果になりました
本文のきっかけの口コミ、対バン、SNSとほぼ近しい結果になりましたので、大筋は間違ってないんじゃないかと思います

ミュージックビデオやライブパフォーマンスなどの映像に魅了された:アイドルは歌やダンスをはじめとするエンターテイメント性の高いパフォーマンスが魅力的であり、その映像を見たことがきっかけでアイドルにハマる人が多いです。
ファン同士のコミュニティーが魅力的であった:アイドルファン同士の交流や応援活動などが盛んであり、そのコミュニティーに魅力を感じてアイドルにハマる人もいます。
アイドル自身の個性やキャラクターに共感した:アイドルは独自の個性やキャラクターを持っていることが多く、その人物像に共感したことがきっかけでアイドルにハマる人もいます。
メディアの露出や宣伝などの影響を受けた:アイドルはマスメディアで多く取り上げられることがあり、その影響でアイドルに興味を持ち、ハマる人もいます。
ライブに行ったことがきっかけでハマった:アイドルはライブイベントが盛んであり、そのライブに参加したことがきっかけでアイドルにハマる人が多いです。

最後に宣伝


僕の主現場も期間限定で新規無料特典はじめました
ちょうどメンバーブログもnoteに移行したので、この記事を読んでる方々には親和性高いと思います。
noteをかなり研究して()書いてるそうですので、記事読んで気になったらぜひ一度特典使いに来てください。


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