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あなたに届けたいモノ



あの頃の思い出を振り返るお昼時
珈琲が冷めた頃には忘れそうになっていた
一服をしながら懐かしさに浸っている午後1時で「夢を叶えたくても思うようにいかなくて」1人呟く。

叶わないものだろうと溜息を吐いた霧雨の日だった。いつか見た夢はいつの間にやら投げ出していた諦めよう、諦めようとしたって
どうしても諦めなられなかったよ

いつか共に歩いていた君との思い出が
溢れてきたよ流れてしまいそうな程

大切な約束さえもボクは忘れてしまったよ。

追いかけていた君の背中
どんどん進んで行って追いつけなくなって
強くなって大きくなっていた
きっと、ボクの声なんて届かないだろうね

街中を歩るけば君が居るかもなって探す
馬鹿だよな、居るわけないのに
でも何故か無意識に探してしまう
見つけたと思ったらそれは過去の記憶

あの時のボクらは笑い合って遊んでいた
ああ、あの頃にもどれたらなぁ
いい加減諦めたらどうだって周りから
呆れられるボクの夢、届かない夢もあるみたい

どうか、大した夢じゃないなら実現できますように、いつか願いが届きますように
神頼みでは収まり切らないボクの願いを
心のどっか奥底に閉まっていた願いは
叶う事を夢に見ている
きっと、今も目指している叶える為に。

あの日、ボク達は離れ離れになって
君の背中を見ていた引き留める事も出来ずに
あの日に戻れたなら
もう一度やり直したいんだ

時代は流れて、君は見当たらない
ボクはここに居るよ
ここに居るんだよ

必ず君を見つける、いつかきっと逢いに行くから。

君を見つけに行く旅へ、向かうよ
ボクら誰にも縛られないんだよ
忘れかけた約束を思い出して
いつか果たせるように
きっと逢いに行く、何歳になっても。

駆け出すよ、歩き出すよ
君に伝えたい事が沢山あるんだ
お話が沢山あるんだ。


ーendー
「きっといつかあの人へ届くように」

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