宮島の鹿と奈良の鹿は仲良し
1、
はじめまして ぼくらは宮島の鹿
赤い鳥居の下で暮らしているから 一緒だよ
よかったら 一度はおいで宮島へ
2、
宮島の鹿が ぼくらを呼んでいる
こういう手紙が 来たからにゃ
一度は行かな あかんやろ
こちとら 奈良の春日の大社っこ
無視すりゃ 奈良の名がすたる
しかし 奈良から宮島は遠いがな
ちょっと難儀な宮島へ 神職のおじさんの車で行ってやろ
それから 船に乗ってやろ
やっと着いたぞ宮島へ
奈良から遠い宮島へ
3、
よう来た ようこそ 奈良の鹿
さあアナゴ飯 食べて語り合お
もちろんデザートは もみじまんじゅ
あんこにチョコ カスタード
揚げもみじも ぜひ食べて
4、
ありがとうよ 宮島の
おいしいお酒を 酌み交わし
腹いっぱいで 名所めぐり
海に囲まれ ここもよいところ
奈良土産は 柿の葉寿司と奈良漬けや
きっと気に入る 山里の味
おいしいお酒を酌み交わし
おなかいっぱいで宮島めぐり
ここもまた とてもよいところ
やさしい鹿どん、今度は奈良に来ておくれ
5、
ご招待ありがと 奈良の鹿
みんなで奈良に来たぞな うれしいな
奈良の方が 鹿が多いぞな
友だち百頭 できるかな
6、
よくぞ いらした宮島の
こちらは ぼくらの春日大社
赤い神殿に 緑の山
ずらりと並ぶ灯篭は 壮観さ
若草山で のんびり散歩して
五重の塔を見上げて 日向ぼっこ
奈良は かくも素晴らしい
土産は三笠まんじゅに 吉野葛
ぎょうさん 持ってかえりなされ
また来るぞ
また行くぞ
元気でなあ
元気でなあ
元気でなあ
おしまい
ありがとうございます。