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◎◎◎民芸品ミステリー◎◎◎ 50年前の人形の身元が判明 ⇒ ⇒ 別府温泉の竹人形でした。


◎ この竹人形はどこの名産でしょうか?

◎ なぜこんなに姿勢が変わってしまったのでしょうか?



……という長年の疑問が一応解決しましたので報告です。
誰か教えてください~という記事をだしても
ネットでは無反応。
文学フリマに告知の上、岡山から京都まではるばると持参しても無反応。

https://note.com/1fujitagourako1/n/nbb1ab826b65c

諦めていたのですが、つい先日、別府の民芸品ではないかというコメントいただきました。

コメントの一部を抜粋します
↓ ↓ ↓
『竹人形 紫頭巾』で検索したら別府温泉のもののようです。

すぐに検索したら、同じではないものの、似たようなお人形が画像に出てきました。送料込み1200円で売られていました。画像では確かに似ていますよね?
下の画像はスクリーンショットです。



送料込1200円では安いと思います。




でも別府といえば九州ですよね?
私はこの人形を巡礼だと思い、四国とばかり思っていましたが九州だったら全然違いますよね。
似ているということで、別府温泉の広報関係を検索し伝統産業会館に画像を添えて連絡を取りました。

https://takezaikudensankaikan.jp/


結果、身元確定しました!!

別府温泉の竹細工人形です。



以下は担当者さまのコメントの一部です。
↓ ↓ ↓

お問合せの竹人形の件ですが、竹工芸歴60年になる先生に伺ったところ、確かに別府で販売をしていたそうです。
その当時、恐らく生産者は一人しかおらず引き継いだ方もいないはずなので、現在は製造はどこもしていないのではないかとのお話でした。
別府で作られたものが、50年という月日を経ても藤田様のお手元で大切な思い出の品として残っていることをとてもうれしく思っております。
この度はお問合せありがとうございました。

確定はとてもうれしかった。
人形に向かって貴女たち、九州から来てたのねって。

でも2体のうち、1体だけ、容姿が変化したのはなぜだろう???


先のコメントをくださった人の見解は ⇒⇒ 竹の節とか接着糊の乾燥具合とかではないかと。

そうだろうな、と思いました。幽霊や妖怪の類が取り次いだと思うのも面白そうです。私の母だったら霊能者のところに持ち込んで悪い霊がついていると言われて祈祷代をふんだくられるところです。

画像を見比べるとわかりますが、片方の人形は竹の節の上にのっかっているから、それもバランスが崩れた原因になったかと思っていました。
それに関してもうちょっと詳細を聞きたいと思い、上の伝統産業館に直接電話してみました。(忙しいだろうにすみません)

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

人形の容姿変化について、担当者さまの見解はとても現実的でした。人形の頭部にモノがのるなどの圧力がかけられた可能性が高いという。

そこで思い出したのが最初の持ち主の妹の部屋。
ごちゃごちゃしていた。彼女なら人形の頭の上に別のおもちゃを載せて保管していた可能性が否定できない。しかし妹曰く、

「人形がいつのまにかお辞儀をしてコワイからいらない」


」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


改めまして、ここまでのおさらいです

50年前に父親がまだ子どもだった私たち姉妹にお土産として人形を購入

別々に持ってそれぞれの部屋で飾っている

妹、乱雑に扱い、人形の上にモノを載せていたのを忘れてある日、ひょいと竹人形を見る
 ⇒ ぐらぐらしている
 ⇒ 気味が悪い、怖い
 ⇒ 捨てたい
 ⇒ 捨てたら祟られそう
 ⇒ そうだ、大嫌いなヤツ(私のこと)にコイツを押し付けよう
 ⇒ 私、喜んでもらっちゃう
 ⇒ それから数十年後、無人になった実家でしょんぼり姿の人形を発見 
 ⇒ 私、人形たちをネットで晒す (←今ココ)

身元判明したので、めでたしです。


コメントくださった方、別府市竹細工伝統産業会館の担当者さま、本当にありがとうございました。


大事にします。



ありがとうございます。