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CRAFT BEER LIVE攻略の話

まとめきれず当日になってしまったことをお詫び申し上げます。

5月は行楽シーズンなので、全国各地で大規模なビールイベントが開催される。
最近全国の方と交流していて、規模感で言うと東京は本当にクラフトビールの勢いがすごいとよく言われるが、
実際に行って確かめたいという気持ちは前からあった。

その中で、東京以外の大都市のビールイベントとして大阪をピックアップ。

開催回数やオリジナルグラスがあるなどを鑑みるとビア・ブラボー!も大きいのだが、近い日程でこのCRAFT BEER LIVEも開催される。
ビール好きならなぜこのイベントに行ったほうがいいのか?
今回参戦することが出来そうなのでそのプレゼンをしていく。
※執筆中に前売りは売り切れ、当日券は先着200名とアナウンスがあったのでご注意。


(※筆者は関東住みだが、遍くビール情報を掴んでいきたいと思っているだけなので、野球でもセ・パリーグがあるしそんなイメージで取り上げていると思ってほしい)

◆日時 5月25日(土) (12:00〜20:00)
5月26日(日) (11:00〜18:00)
◆出店ブルワリー数 66
◆場所 ATCピロティ広場 ニュートラム「トレードセンター前」駅
(大阪市住之江区南港北2-1-10)
◆備考 ビールはチケットを購入、フードは現金
関西のブルワリーのみにフォーカスし、ライブやダンスの催事も行われる


とにかくもう、ブルワリー数がバグってる

66社。66社である。国内トップクラスであることはすぐにわかる。
参考までに関東最大規模であるけやきひろばビール祭りは49ブースだが、
CRAFT BEER LIVEはフードブースを含めていない数値でこれ。
正直、笑うしかない。笑
というわけでここに66社載せるよりHPを見てもらうほうが早いので上記のリンクから飛んでほしい。
抜粋すると

⦅滋賀⦆長濱浪漫ビール
⦅京都⦆黄桜京都麦酒
⦅大阪⦆箕面ビール
⦅大阪⦆CRAFT BEER BASE
⦅大阪⦆Derailleur Brew Works
⦅兵庫⦆open air
⦅兵庫⦆明石ビール
⦅兵庫⦆KONISHIビール
⦅奈良⦆CHORYO Craft Beer
⦅奈良⦆奈良醸造
⦅和歌山⦆ブルーウッドブリュワリー
⦅和歌山⦆Nomcraft Brewing

これだけでも第一線級のブルワリーが勢揃いだが、醸造開始数年のマイクロブルワリーも多くカバーしているから驚きだ。

⦅京都⦆CRAFT BANK BREWING…けやきひろばチャレンジャーブース出店
⦅京都⦆Bighand Bros. Beer…世界的コンペで2年連続入賞
⦅大阪⦆BAK…もともと大阪の老舗ビール店グループが始めたブルワリー
⦅大阪⦆3 TREE BREWING…元鬼伝説のブルワー
⦅大阪⦆船場ビール工場…老舗ビール店「ドルフィンズ」が母体
⦅兵庫⦆イーグレブルワリー…関西で強い人気
⦅兵庫⦆NAMINO OTO BREWING…元國乃長ビールのブルワー

このあたりのチョイスは関東、いや全国でもあまり飲めないブルワリーが多いので、それだけも食指が動く。

【個人的に注目枠】

⦅大阪⦆APE BREWING…老舗ビール店YELLOW APE CRAFTが設立、ビアブラボーのコラボビールを作った
⦅大阪⦆万里春醸造…2023年末から稼働したばかりのブルワリー
⦅京都⦆KYOTO NUDE…ビール他店舗展開をするグループのブルワリー
⦅大阪⦆ブリューパブスタンダード…DX導入など代表のnoteでの発信力が興味深いブルワリー
⦅和歌山⦆HEIWA CRAFT…日本酒「紀土」でも功績を残す酒蔵会社のビール部門


必携の内容!Meets Ragional


5月1日、京阪神エルマガジン社から発売されたこの雑誌をご存知だろうか?

Meets RagionalのHP

普段は関西圏のグルメ情報を主に掲載している月刊誌のようだが、
今回の特集はクラフトビール。
これは、スタッフの中にビール好きがいるとしか思えない珠玉の編集になっている。

これまで僕が把握している中では、関東の特集をしている雑誌や書籍はいくつかあったが、
そういう意味ではブラックボックス化されていた関西の情報がまとめて手に入るだけでも有り難い。

ブルワリー自体の現地取材を始め、ビアバーはもちろんクラフトビールを提供している関西グルメ、窪塚洋介氏のエッセイ、関西圏ブルワーの家系図的な関係値一覧など、
月刊誌のスケジュールで達成できたのが驚きの緻密な内容に仕上がっている。

どれだけの時間がかかったのか…恐れ入る

家系図的な関係値一覧は、自分の仲間内でも発案したことはあったが、関係が良好ではないところを取り上げるリスクと膨大な量に頓挫した。苦笑
それを取材しまくってまとめて、しかもイラストまで入稿しているのは天晴れの一言である。
※本当に紹介したかったのですが、写真にはぼかしを入れさせていただきました

今号にCRAFT BEER LIVEのページもあり、そこだけ見ても初参戦の方の助けになる充実度。
それぞれのブルワリーのメモはイベントが終わっても資産になる。
2021年のBRUTUSのクラフトビール特集号が気に入った方は絶対に買い。
この内容で700円は格安…

関東でも通販or購入できる店舗一覧がHPにあるので参考に。

と、丸投げしてこの原稿を手抜きにしたいわけではないので、笑
CRAFT BEER LIVEの注目点を以下に続ける。


メリット・デメリット

◆メリット

・地図が公開されている

なんと液種名がすべて網羅されている新設仕様。
いろんなイベントに行ってきましたが初めて見ました。

・全ビールの味覚チャートがある

好みのビールに出会えるかどうかはビール好きにとっては死活問題。笑
HPにて公開されているデータなので自分でダウンロードすることも可能なのである。
数が膨大な故のアイディアなのだろうか。ビール探しの一助になること請け合い。

・主催者がアメリカ人なのでHPは英語にも対応
これだけのブルワリーを誘致できるのはどのような方なのかと想像するが、
どうやらカリフォルニアにお住いの方らしい。
どんな方か詳細はわからないが、それによりHPには英語日本語両方の記載があるページが多い。これは幅広い人種の方を歓迎しているとも言える。
有り難い。

・オリジナルグラスあり、フードは10ブース、ライブも行われる
ビールと言えばな餃子やスパイシーフード。そのほとんどがクラフトビールを普段販売している店舗が出店しているのも、ビールとの相性が考えられていて嬉しい。
もちろんCRAFT BEER LIVEというイベント名なのでライブも両日盛りだくさん。
気になる方はタイムテーブルがInstagramで公開されているのでそちらをチェック!
グラスもオリジナルグラスとプラカップあり、なんと過去のものを使用することも可能。これも有り難い。

◆デメリット

・遠い

会場の最寄り駅はOsaka Metroの「トレードセンター前」駅になるが、
海の近くなので東京で例えるならお台場のようなエリアだろうか。
難波周辺や新大阪など都心エリア駅からでも30分はかかる。
(大阪在住の方にも遠いと言われた。笑)

正直、他に行くべきめぼしい建物があるエリアではないので、帰りにどこか立ち寄る…というのはあまり期待できそうにない。
オクトーバーフェストやベルギービールウィークエンドでも同様だが、十分な面積を確保するためにはそれなりの場所にする必要があるということか。

ただ、大阪は栄えているハブ駅や県の真ん中に主要駅が集中しているため、そこまで戻ればお土産などは問題はなさそう。

逆に、遠い以外のデメリットが自分には思いつかなかった。
これほどの出店数は間違いなく日本を代表する規模なので、
今年行けなくても来年是非検討していただきたい、おすすめのイベントだ。

ビールと音楽とクリエイティブを中心に少し突っ込んだことをまとめるように心がけています。 サポートしていただけると心の励みになります。