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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.94 歴史的にも貴重なワンシーンに出逢うの巻

おはようございます。

今朝は久々に、板橋の朝日からお届けしますね。

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清々しいですね~。あ~気持ち良い~。

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豆苗の一回目を食べたあとに水につけるだけの家庭菜園?の豆苗も暖かく優しい太陽の光を大歓迎しています。

さて、私は昨日、新宿に行きました。方角が良かったとこもあるし、江戸六地蔵さんをできれば、早めに全てご紹介できたらと思っており(ただし、方角だけは几帳面に見てからですが・・・)

以前、

もう大分はじめの頃になってしまっていますね・・・新宿の太宗寺で塩地蔵さんを取材したときに、ここに大きなお地蔵さんがあったな~って思ってました。けれど、その時には塩地蔵さんことに夢中だったので、かつ、江戸六地蔵って、紹介されつくされている感があって、掘り出しネタ感に乏しい感じがして、描く気になれないで、スル~していました。

なんて勝手で上から目線なんでしょう~。嫌なやつです。私。

今日は早速、反省の気持ちをこめ、お詫び方々、新宿の太宗寺の六地蔵さんに出ていただき、昨日の諸々を聞いていだたきたいと思いますね。

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あ、後ろ姿が見える。居てくれた~

では、お顔をお見せくださ~い。お地蔵さ~ん。

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「はい。新宿の六地蔵でございます~」

「こんにちはです」

「う、なんじゃって、、、、、はじめは、興味が湧かなかったって?ん?」

「え、お地蔵さん、もしかして怒ってる?」

「う、う、全然、怒ってないよ。新宿のシテーボーイだもん。ちょっとやそっとじゃ怒んない」

「さすが~。お顔も、スマートって感じ~」

「だろう~。だって、新宿ですから~。モダニズムですから~。けど、なんで、また、再び、六地蔵に興味を持ったのかい?」

「いや、はじめは巣鴨の真性寺さんからで、真性寺の六地蔵さんのお顔は陰になってて、正直あまりよくわからなかったんですがね、いろいろと江戸六地蔵さんにお会いし、あらためて、それぞれでお顔が違っているって感じたんです。まったく同じ作りでなく個性があるって・・・それで、再び、きちんと、お会いしたくなりました」

「こんな感じに六地蔵さんにお会いしてきました。どのお地蔵さんも同じじじゃない。はじめのイメージは江戸幕府から、これ設置してね~って同じスタイルの地蔵さんがその場に配られたって感じして、大きいだけなんじゃないの?って思ってたんです。すごい勘違いしててすみません。それから、お地蔵さん巡りもいよいよ100話になりそうなのですが、太宗寺の塩地蔵さんにも、ここまで来れたとのお礼参りもしたくって来たんです」

「お礼参りはできた?」

「あ、はい、さっきしっかりと、ここまで来れたのも、お地蔵さんのお陰様ですって、お礼述べさせていただきました」

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「良かったね~。何か言ってくれてた?」

「あ、はい。よく来たね~って。それで、塩地蔵会議での決意表明での約束、これからも、人間の体を守りますからね~。って。で、昨日伺ったとき、守ってくれてて、前より塩が少し減っているんじゃないかな?って思ったとの、お地蔵さん座ってて、足を立てていらっしゃったんだって、再度、忘れていたことに気が付かされました」

「そうなんだね~」

「あと、来る途中に、花園神社の神官さんたちが静かに町の厄払いで練り歩くお姿を偶然に見ることができたんです~」

「ま~、なんだか、いつもは、派手に繰り広げる祭りらしいのにね。コロナの影響かしら?」

「はい、お地蔵さんの帰りに花園神社に行ってお守り買ったんです。窓口の方にお聞きすると今年の例祭はコロナの関係で中止にしたのですが、やはり、町の氏子の皆さんの健康祈願で厄払いに歩いた次第ですって」

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「あとで、ホームページを見てみると、町の厄払いの告知はされてなく、本当に、偶然に見ることができたんでしょうかね?」

「そうよ!ラッキーね。それに、昨日は、あなたのご主人の誕生日だったでしょ?」

「あ、はい。やはりー、あれは、プレゼント?」

「そうだと思う!それから、車のナンバーも見たでしょ?」

「はい。8888って車が神官さんの列の横を通りすぎました。お地蔵さん、何でも知ってるのですね?」

「だって、あなた~~~私は、新宿のシティーボーイだもーん。品のいい顔に勘のいいハートもってる。ほら~」

胸をはだける。

「きゃ、、あ、あああああ、照れる。あ、はい、お姿を描いてて、本当にそう思いました。パパの件で、実はちょっと宣伝してもいいでしょうか?」

「何~?」

「去年は・・・抗がん剤が始まったばかりで、去年の5月24日、息子が当時、まだ、俳優をしてて、親子でオーデション受けたら、受かって、ネットCMに私も出たんです~」



「え、見たい~~」

「見てもらえます?」

「見せてよ~」

「この下のURLをクリックすると一年前の5月24日に撮影した親子共演のCMに飛べます。

https://www.youtube.com/watch?v=_Fps1nMv4sE&feature=share


こんにちは。
こちらが息子と私が5月に撮影の機会頂きましたWebCMです。
実はこの日は抗がん剤治療の第2クール目の途中でした。
担当医の先生に
この日、どうしても外出しないとならないのです。とお願いしたら、ウルトラマンのような先生が「シュワッチ」と免疫力上げてくて、白血球の数値もぐっとで、お外に出られました。
皆さんのおかげ様の撮影です。
ナレーションの中で誕生日に親に顔を見せに行く提案とあります。
実は撮影日は亡き夫の誕生日でした。
生きていてくれたら、55歳の誕生日。
あ、パパに会いに息子は帰ってきたのかも。
このナレーションをあらためて聞いて泣けています。 すみませんー!!
もしよろしければ、シェアいただけると嬉しいです。

FBにも、なんてことを書いてました。

あと、8888って、私にとってのラッキーナンバーなんです。私のおじいちゃん、八重蔵さんって言って、私が1歳の時に亡くなってしまって、記憶には残ってないのですが、おじいちゃんが『明美、まだまだ、やれるからね~。じいさんはあっちで応援しているって』」

「あのね、本当に日に日に、あっちの世界の人や自然や宇宙やお地蔵さんの声を拾うことの能力が磨かれてきているって自分でも思わない?」

「はい。正直思います」

「夫に先に死なれ、会社たちあげ、けど、倒産。引っ越しを繰り返し、ガンになって、一時、子どもとも連絡とれず、今は復活。今は毎日、足のリハビリで歩く。お地蔵さんに会う。話を聞く。また、描く。素晴らしいわよね~」

「はい。充実しています」

「この時のために、苦労してきたのよね。で、今書いているのは自分の力ではないって思っているでしょ」

「はい。自分以外の・・・ひらめきが降りてくるっていう感じです。なので、楽しい」

「そうよ。それでいいの。パパは自分の誕生日にまた、あなたにプレゼントくれたのね。本当に優しい人だったのね」

「です。です。なので、昨日は池袋の西武でケーキ買って写真の前にお供えさせてもらいました。買うとき、お店の方に一個でもいいでしょうか?ってお聞きしたら、もちろんです。って・・・で、その時、また、パパの顔がビュンって頭に浮かんで、、泣きそうになったけど、抑えられた。大分、私、涙腺強くなってきましたね~」

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「強くなってくれて嬉しいって言ってるよ」

「えへ。そうなんですね。ありがとうございます」

夫の話を書くとキリがなくなるが、

偶然という必然ってありますよね。

例えば、昨日、南が吉方角だからと南の別のお地蔵さんを参拝していたら、花園神社の例祭の行進には出逢えなかった。

行くべくして行くように、宇宙から、私の頭にひらめきをくれたと

私は思う。

そう思うと楽しいじゃないですか?

あ~ご褒美をくださったって。

たまたま、パパの誕生日で、、、、あ、パパ、自分の誕生日のプレセントは私や娘や息子が笑って喜んでいる顔を観れることが誕生日の自分へのプレゼントだと思っているから、

私たちに不思議な偶然をくれるんだ。


ありがとうパパ。

ありがとう

ありがとう

ありがとうのこの人生。






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