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「センス0」、「努力100」の私が歩んだデザイン系専門学校1年生。

私は、5歳の時に自分のセンスの無さを痛感しました。
それなのに、今こうして専門学校でデザインやイラストを学んでいるのは「負けず嫌い」だからです。

保育園生だった当時、同い年の女の子のイラストに度肝を抜かれ、対抗心が芽生えた私は、イラストを描き始めました。
しかし、まったくうまく描けませんでした。
時を経た今の自分でさえ、彼女の感動を越えられる気はしません。

そんなセンス0の私が、この一年、猛者ばかりの専門学校で大切にしていたマインドを紹介します。


①センスへの嫉妬を努力のガソリンに

学んですらいないのに、他人の後世の記憶に残るようなイラストが描ける。
そんな「センス」を目の当たりにしたと同時に、自分にはないものだと自覚しました。

▲左ブラッシュアップ:右初期デザイン▲

今の学校でもそうで、たくさんの素晴らしいセンスや能力を持った学生に日々憧れと嫉妬心を抱いています。

そしてその思いは「私もみんなみたいに他人を感動させたい」という願望を膨らませ続けます。

絶対に勝てない相手がいるからこそ、私は成長し続けたいと思えます。

「この人すごい!」「この人には死んでも勝てない」その思いが私に対抗心を与えて、成長への道しるべとなっています。

この一年間、私は強い対抗心を元に、何事も手を抜かず走り切りました。
2D・3D・UI・背景・キャラクター・アニメーション・・・
そのすべてに、クラスのみんな・全校生徒・全世界からライバルを見つけ「努力」で隣に並び立とうと奮闘しています。 

▲Blender作品

②努力はセンスに勝てないのか

世の位置づけでは、センス>努力とみられがちですし、だからこそ努力をしたくないという方もいます。
しかし、私は全くの五分だと考えています。(そう思いたいです。)

努力できるのもセンスだと思っているからです。

極論ですが、デザインは大部分が設計であり、理屈で説明がつくので知識さえあれば、赤ちゃんでもできます。

でも努力は赤ちゃんにはなかなか難しいと思います。

▲対角線構図の模索
▲色彩の模索(ベース青系アソートオレンジ赤紫系アクセント黄色:トライアド彩色)

あと一番のストロングポイントは、柔軟性です。
センスは一点特化型なのに対して、努力(知識・学び)で得たスキルはいろんな形に応用が出来ます。

▲初挑戦の手書きアニメーション86枚

カリスマはないかもしれませんが、私はいろんなものにしがみついて変容を遂げることで、センス型の人に負けないぐらい人の記憶に残る作品を生み出したいと思っています。



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