球を曲げることの重要性 part2
みなさんこんにちは。
本日は前回のこの記事の続きになります。
前回の記事ではそもそもの重要性や曲げる理論について解説しました。
今日は私が個人的にドローとフェードをどのように打ち分けているのかについてご説明したいと思います。
ドローとフェードを打ち分ける2つの要素
さて、前回記事でも書いた通り、球を曲げるにはクラブパスとフェースアングル、そしてその2つの差であるフェーストゥパスという数字によって決まるということをご説明しました。
これらをコントロールするために私が変えている要素は2つです。
それはアドレス時のボール位置とグリップです。
まずはグリップについて解説します。
私が参考にしているのはこちらの動画。
グリップ
グリップといってもウィークグリップとストロンググリップが大体思い浮かべる要素かと思いますが、もう一つ大事な要素があります。
それはロングサムとショートサムです。
上記の動画の後半のちょうど10分くらいのタイミングで説明しておりますのでご視聴ください。
簡単に整理すると以下の通りです。
フェード(-)
ストロンググリップ(+)
ロングサム(-)
→特徴として、フェースローテーションを抑えつつ、大きく開く方向の動きを抑えるグリップ。
ドロー(+)
ウィークグリップ(-)
ショートサム(+)
→特徴として、フェースは開きやすいが、フェースローテーションが起こりやすく、閉じながら打つことができるグリップ。
これらの要素はあえてマイナスとプラスの要素に分けましたが、人によってはロングサムは固定でウィークグリップとストロンググリップだけを変えて打ち分けるとかもありです。どの組み合わせがベストかはぜひ試していただけるといいかと思います。
ボール位置
2つ目の要素のボール位置ですが、これは自分の鼻もしくは眉間の真正面を真ん中ととらえたときにそこから右側寄りに置くのか左側寄りに置くのかによってクラブパスをコントロールします。
さて、どっち側に置くのがフェードになるでしょうか?
これは実は派閥が分かれるところかと思いますが、私は左側に置いてフェードを打っていきます。
なぜ派閥が分かれるのかという点は以下の動画で詳しく解説しているのでとりあえず「理論は」理解できるはずですw
これはスイングタイプの違いによるものだと私は理解しています。
本来、理想的なスイングはイントゥインにクラブパスを描くとすると、ボールが自分より左側にあるほうがカット軌道になるのでフェードするという理屈なんです。
ただ、左に置くと余計に左に飛んで行っちゃうし、曲がりもフックかドローになっちゃうよという人も少なくないと思います。
実際にはフェースローテーションもスイング中には起こっているので、当然左側で当てればあてるほどフェースが左を向き、左に打ち出すもしくは曲がってしまうということが起きてしまうためです。
つまり、フェースローテーションが多いタイプの人はむしろ左に置くと左に飛んで曲がります。
ちなみにインサイドイン(イントゥイン)の軌道というのはこのようなイメージです。
ドローについては逆でやや右よりに置きます。私の場合はボール1個分左に置くのが標準位置(つまり±0)としているので、ほぼ真ん中の位置がドローを打つのに最適ポジションとしています。
もちろん上記は番手によって多少変えています。(長いクラブはより左側に置く)
要素の相性
さて、ここまで読まれて勘の良い方であれば気付かれたかと思いますが、この2つのグリップとボール位置の要素は相性があります。
私はフェードに関しては左側にボールを置き、グリップはストロングでかつロングサムにして打っています。
つまり、グリップは極力ローテーションを抑える形にし、ボールを左側に置くことでカット軌道を作っている、というわけです。
逆に、ドローについては、グリップはローテーションが増える形にし、ボールを右側に置くことでインサイド軌道を作っている、というわけです。
このように、フェースアングルとクラブパスについてそれぞれ±の要素を理解し、自分でその変数をコントロールすることによって球を曲げているわけです。そしてそれぞれの変数は相性があり、上手く組み合わせることで逆玉を防いだり、曲がり幅を小さくしたりしているわけです。
どんな組み合わせが相性がいいかを考えたり、自分のミスの幅が最も少なくなるのかを考えて練習をすると上達していけると思います!
さて、今日は私なりのドローとフェードの理論とその打ち分け方についてほんの一部ですが解説いたしました。
何か気になる点などあればぜひコメントをお待ちしています。
それでは。
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