HSP(Highly Sensitive Person) について
こんにちは、こんばんは。
今回は、前から考えていたことについて、
長くなりますが書いてみようと思います。
Highly Sensitive Person(HSP)という言葉を知っていますか?
生まれ持った性質で、5人に1人いると言われている
敏感な人、繊細な人のことです。
病気ではありません。
わたしはHSPです。
人によって、敏感に感じとる対象が違うように思います。
光に敏感な人、
音に敏感な人、
匂いに敏感な人、
他人の気持ちに敏感な人、
などなど。
わたしは特に音や匂いや気持ちをよく感じ取るように思います。
遠くでタバコを吸っている人がいたら、見えなくてもすぐにわかるし、
ちょっとした物音に反応してしまったり、
相手の些細な仕草で、気持ちの変化に気づくこともあります。
でもこれは、どうやら10人いたら10人全員が感じることではないようなのです。
タバコの匂いを察知したときも、一緒にいた友達は全然気づいていませんでした。
HSPの度合いや、自分がHSPであるかどうかはネット上でも診断ができます。
自分がHSP気質であっても、家族や友達はそうではない、
これはよくあることです。
5人に4人は非HSPなのです。
わたしの場合、電車に乗っていても、常に周りを気にしています。
これは、周りの人からどう見られているかを気にしている、というより
車内にいる全員が心地いいか、を常に考えてしまうのです。
例えば、近くにヘルプマークを持った人が立っているのに、座っている人たちが気づかずにスマホを眺めているとき。
"どうして気づいてあげられないんだろう"
と思ったりします。
また、ベビーカーを押している人が乗ってきたら
瞬時に気づいて、場所を空けるためにそこをすぐに離れたりしています。
これらがHSPと直接関係があるのかは、わたしは専門家ではないのでわかりませんが、
"常にアンテナを張っている"感覚があります。
つまり、とても疲れてしまうのです。
HSPについての本をいろいろ読んでいると、
HSPの人との付き合い方について知ることがあります。
・HSP 対 非HSP
・HSP 対 HSP
この2つがあります。
わたしは特に、非HSPの人と一緒にいると安心できる気がするのですが
わたしが気にして、気になっていることを、非HSPの人はそれほど気にしていません。
だから、それを知ったとき、安心に繋がるのです。
では、HSP同士で関わるとどうでしょうか。
共感が生まれると考えます。
わたしが気にしていることは、HSPの人も同じように気にしている、または違う視点で敏感さを持っている。
これもまた、前者とは違った意味で安心をもたらしそうです。
割合も少ないからか、わたしはHSPの人に出会ったことがほとんどありません。
それに、HSP度合いが以前より増したように感じています。
高いところやジェットコースターが好きだったのに、最近では怖いし
暴力的なニュースや映画の映像を観ることができません
集合体が怖くて、この前はカラフルな落ち葉でさえ、見ていられませんでした。
先ほどもお伝えしたとおり、
HSPは、病気ではありません。
生まれつき左利きの人がいるように、
生まれつきHSPの体質、気質の人がいるのです。
だから、克服しなきゃと思う必要もないです。
それに、HSPの人が20%存在するのは、
そうしないとみんなが生きていけないからだそうです。
例えば、家族がコンロの火を消し忘れたとき。
HSPさんはかすかな匂い、音、光などですぐに気づくことができます。
そして、HSPさんの武器はさらに2つあります。
1つは、直感です。
わたしもそうなのですが、直感が働くし、だいたいは直感の通りになる、つまり
"直感が当たる"のです。
例えば、何か嫌な予感がしたら、その通りにならないように先回りして考え、対処する。
結果、嫌なことは起こらない。
2つは、感受性の豊かさから生まれる表現力です。
繊細な人は、感受性が人より豊かです。
窓から差し込む光が綺麗だな、とか
綺麗な景色、好きな音。
誰かの笑顔や涙、表情の機微も、人より大きく受け止めます。受け取ります。
そんなHSPさんは、表現力に満ち溢れています。
文章を書く、絵を描く、音楽を披露する、話す
など、自分を表現することに関して、力を発揮します。
わたし自身も、演奏したり、歌ったり、文章を書いたり、写真を撮ったり…
表現することへの情熱みたいなものが、ずっと消えません。
HSPだから良いとか、悪いとか
非HSPだから良いとか、悪いとか
そういったものはないと思います。
ただ、それぞれ違うのです。
"多様性" について考えることの多いこの時代、
HSPという存在を知って、
その良さと、その大変さを
少しでも理解してもらえたらわたしは嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!♡
また更新します。