「遠ざかる情景」#7(解説)
清き水、飲めば裂かれし我が口を、また洗う朝で今日が始まる
寒い朝、顔を洗うのにも痛みを感じる、そんな冬も終わろうとしている。
気温に文句など言えないわけだから、仕方ないにしても、やはり、寒い中、冷たい水で顔を洗うのは、つらいものだ。
どんなに安全を求めても、理不尽は襲ってくる、そんな気持ちを歌った。
冬溶けし春駆けゆく未来見ゆ何も変わらぬ我の絶望
冬が終わり、春が始まる。
確かに希望溢れる気持ちになるとしても、じゃぁ、だからと言って具体的にいいことがあるわけではない。
相も変わらず、絶望は続くものだ、そんな心境を歌った。
また、前を向こうと思って、ため息す、積み重なった過去を嘆きて
前向きに生きようと思っても、つい過去を見てしまう。
弱いということ、その結果また後ろ向きに変わる。そんな心境を歌った。
前向けど、だから何だと茶を啜る、友を笑って、今日が始まる
前向きに生きてみよう、そう思っても、周りは笑うだけ。
それ故感じる、温かみ、それを歌った。
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