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あえて鈍くすることで今日も平和に生きている/4月21日の日記
大きい音と不意打ちにめっぽう弱い。
どのくらいかと言うと、怒鳴り声なんか聞けば心臓が止まりそうになるし、ノックなしに扉を開けられるだけで悲鳴を上げるくらいには弱い自負がある。
「予測していない事象」が「突然」起こることに弱いのだと思う。
元々静かな場所を好むから、突然大きい音が鳴ると飛び上がるし。「自分に他人が干渉してくるはずがない」と思い込んで進むものだから、曲がり角や扉を開けた先に人がいると過剰なくらいビビるし。
そんなわたしは、街に出ると周りのざわめきなんかにも疲れてしまう。そんな必要はひと欠片もないのに、無駄に注意を払ってしまうのだ。
無意識のうちに周りにアンテナを張り巡らせてしまうらしい。
なので、外出時はイヤホンが必要不可欠。周りの音をある程度シャットアウトしないと、歩く前に疲れてしまうから。
ちなみにわたしの愛用品はAirPods Proだけど、買った当初はノイキャンにものすごく感動したのを覚えている。こんな……すご……天才か?
何せ手ぶらで通話もできるし、コードもまとわりつかない。天才か?映画でよく見る、捜査官が耳につけてるやつじゃんか…未来の技術だと思ってたよ。
ただまあ色々使いづらい場面もあるわけで。
環境音をシャットアウトしたいけど、集中できなくなるので音は流したくない時とか。
微妙に耳への入れ方ズレてるのか痛くなってきた時とか。
寝転びたい時とか。
そんな時にたまたま流れてきた、耳栓。
HSPの人たちなんかは割と必需品の部類に入るんじゃないかと思うけれども、正しくそのタイプの人がおすすめしていたのもあって、衝動買いしてみた。
耳栓と言えども今は色々な種類が出ているので、素材によって衛生面や耐久性、遮音性など一長一短だったりする。
何にせよ使ってみないことには合う合わないもわからないので、届いたらまた使用感など様子を見てみたいと思っている。
繊細であること。
「繊細さん」と呼ばれる人たちが、だいぶ認識されるようになってきたと思う。
とは言えそもそも明確な基準があるわけではないので、この辺に当てはまったら恐らくそうだろう、の域を出ないのだろうけど。わたし自身、多分そうなんだろうな、くらいの認識だ。
でも別にHSPだからどう、ということは本来ないはずなのだ。
ただそういう傾向があるという「事実」があるだけ。それ以上でもそれ以下でもない。そういう傾向があるだけで良いも悪いもないし、無駄に気にする必要もなければ、他人にとやかく言われる筋合いもないわけで。
生きづらいな、と思いながらずるずる生きてきたけど、そう思う必要だって本来ないのかもしれない。
生きづらいかどうかなんて、自分がそう思い込んで決めてるだけでは?
音がうるさいなら耳栓するかそういうところに長居しなければいいし、人の気配が落ち着かないなら落ち着く場所を探し求めればいい。
自分じゃコントロールできない周りのことに文句を言うくらいなら、自分で自分を生きやすくしてやればいいじゃんね。
自戒を込めて。
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