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【随時更新】M-1グランプリ2023、リアルタイム感想&メモ残し

Twitterのコミュニティ機能を使い、周囲のネタバレ配慮勢を集めて感想を言い合おうと思ったのですが……いつのまにか有料会員じゃないとコミュニティ作成ができなくなってました。

ってことで気持ちを切り替えて、どうせ後から感想をまとめるなら……と思い、観ながら感想を書いていこうと思います。


当日、開始前

年末滑り込みで予約が取れたので美容院へ。
美容師さんとも今日のM-1の予想などを話しつつ、14:00頃に終了。

やや早歩きで駅に向かい、電車に乗るも、最寄りに止まらない便に乗車してしまう。
かなり焦ったが、敗者復活戦の放送開始に間に合う時間に最寄りへ到着成功。
帰宅したら、一昨年から開始してもはや恒例となっている自宅焼肉の準備を進めます。
(2023/12/24 14:51)

敗者復活戦

Aブロック

華山、面白いらしいとは聞いてたけどキャラもネタも仕上がってていいな。
お祭りの随所をイジりつつ「恋愛でもそうなんやろうな」で締めて来るのいい。

ぎょうぶも初めて観たけどすごく好きなタイプのネタ。
「鼻くそを食べない」理由が食べ物扱いとしてのもので、2人の常識がズレてる感じ、長尺にしたり歳取ってもできるネタに進化したりしそう。
個人的にはこっちが勝ち抜け希望。
(2023/12/24 15:23)

ロングコートダディは流石の安定感。
前半に大喜利的な要素を盛り込んで、後半はキャラ活かしたコントパート。
「もうええわ」までの時間の使い方もキャラが活きるからこそできることだなと。

ニッポンの社長もめちゃくちゃいい。
辻のコンプラチェックをしていると思いきや、ケツの方が酷いことを上乗せしてくる、酷すぎて最高。
「オシャレな豚やと思え」「だってだってここでだって」(笑
広い会場が似合うネタだなぁ
時間切れまで使いやがった。
(2023/12/24 15:40)

20世紀、設定がめちゃくちゃツボだった。
短い中でなぜかドラマ性もあったし、もっとたくさんネタを見てみたい。
バーストデビルのファンアートとか出てきそう。

さぁ、準決勝の評判がよかったママタルトはどうなるか……
(2023/12/24 15:47)

ママタルト、去年の敗者復活戦も面白かったけど今年は更にわかりやすさが増しててすごい。
キャラいじり、大喜利的なボケ、時事ネタ、動きで魅せるパート…今日で名を残そうとする意志を感じる。

そして勝ち抜いた!!(笑

ヘンダーソンの熱量がすごい。
このお辞儀した後にツッコんだり訂正するシステムはかなり好き。
独自のドッキリSEかと思ったら、違うやつだった。

ママタルトかと思ったけど、ヘンダーソン勝利。でも異論なし!
(2023/12/24 16:05)

Bブロック

空気感って、思ってた以上にリセットされちゃうもんなんだな……

準決勝でかなりウケてたらしいトム・ブラウンはもちろん、ナイチンゲールダンスがどうなるか楽しみ。

豪快キャプテン、相方を冬眠させようとするのいいな。 
ツッコミも勢いだけじゃなくてキレを感じでいいけど、最近の視聴者的にはあまりウケないか……?
「生きれ!死になさんな!」

鬼としみちゃむ
4軍の相撲取りから6軍のパン屋(笑 
キャラ推しかと思いきや、しっかりした言葉選びがあって面白い!
家にいきなり来る4軍の相撲取りは1軍の不審者。
こっちが勝ちそう。

いや、11:89は予想外。
(2023/12/24 16:24)

かまいまちがやってるセブンイレブンのインフォマ、マッチしててなかなかいいな。

ナイチンゲールダンスきた!すごい!
なかるてぃん「これで僕も、芸能人と付き合います!!」
(2023/12/24 17:02)

錦鯉 渡辺「ボケを全部当てるナイチンゲールダンスと、ツッコミを全部ハメてくるオズワルド、ここがキャバクラだったら僕は延長してますね」

Cブロック

ドーナツ・ピーナツ、名前はよく聞くけどネタは初めて観るかも。
「言うてますけれどもさかいに」は面白い。
漫才コントの中で意味わからない言葉遣い(手作りの寿限無)が出てくるから漫才らしさがあって面白い。

きしたかの、たかののキャラが受け入れられてる分のアドバンテージが活きるか…?
「お母さんと呼べよ」「俺はなぜそれがしたいのか」というパワフルなパンチライン。

シシガシラ、まさかの方向からのハゲいじり。
最初のボケとその後の表情、あとは客に先読みさせることで笑いが取れるのすごいな。
この勝利は納得。

ダイタク、去年だか一昨年だかもこのネタじゃなかったっけ…?面白いからいいけど。
ダイタクの2人以上にお父さんが進化してた。

ななまがり、ツカミはいつも通り最高。
ボケが全部意味不明なのに、ちゃんとツッコんで漫才として完成させてる感じがすごい。
「黒部ダムにポカリの粉を混ぜて~」のオチ、めちゃくちゃ笑ってしまった。

シシガシラが今回も勝った。すごい。
パラレルワールドの敗者復活戦、DEEN勝利おめでとう。
(2023/12/24 17:52)

バッテリィズもたぶん初めて観る。
旅行で畑は見に行きたくないし、香りはその辺のトイレがかげばいいって理由でラベンダー畑が却下されるのいい。

しかし、シシガシラには勝てんか……
錦鯉 渡辺「バカの正論が気持ちよくて、まさのりさんに見せてあげたい」

フースーヤ、相変わらずのギャグ連打漫才は勢いも相まってめちゃくちゃ面白いな。
「左折の妖精・ウィンカーベル」がツボった。
審査員の点が入るかは分からないけど、俺はすごく好きだった。 
田中ショータイムが春日状態で待ってるの面白い。

やっぱりシシガシラか…!
でもあの完成度を相手に60:40まで持ち込めたフースーヤもすごいな。

余談ですが、Cブロックは一旦お酒からコーヒーの時間にしてました。
(2023/12/24 18:17)

勝ち抜きコンビの発表

芸人審査があるとなると、敗者復活戦の緊張感もまた増してくる。
去年までの、全組分のランキングを発表していくのも良かったけど。

2・2・1で分かれたらどうなるんだろう?
1の人だけ再投票して決定かな、だとしたらそれはそれで見たいな。

「ドラマチックな開票にならないかもしれない」「ここだけガチでアナログ」と言い切る陣内さんいいな。

シシガシラ勝利!
テクニカルでM-1グランプリ向きな印象だったから納得。
ナイチンゲールダンスは残念だけどまだまだ挑戦できるから楽しみ。
(2023/12/24 18:27)

個人的な好みとしては、
ぎょうぶ、ニッポンの社長、20世紀、ママタルト、ナイチンゲールダンス、トム・ブラウン、エバース、ななまがり、フースーヤ

決勝戦

オープニング

ウエストランドのオープニング用漫才、よかったな。「夢がある」とか改めて言っちゃうし。
まさか六本木ヒルズからの中継じゃなかったのは驚いたけど。
(2023/12/24 18:35)

クリスマス仕様のオープニングムービー、神々しすぎる気がするな。
そんで、また別のオープニングムービーが始まるのはちょっとダレるな。どちらもいい映像なんだけど。 
最近の運営、【俺たちが1番面白い】の時に焦らして遊んでる感じがする。実はあんまり好きじゃない。  

今年の出場者で1番好きなのは令和ロマンだし、優勝したらもちろん嬉しいけど、2回・3回と決勝に行ってどんどん貫禄と凄みが増強されていく様子が見たい気持ちもある。

松ちゃんを紹介する時の「The LEGEND of LEGEND」はイジッてるくらいの強い言い方で笑ってしまった。

現役感のあるメンバーが審査員だと、本人たちも番組を盛り上げようとする意思がしっかり見えていいな。

今田さん、笑御籤のかき混ぜ方が上手くなってるの面白い。
(2023/12/24 19:10)

1.令和ロマン

初っ端の令和ロマンは熱い。
ちゃんと出てくる時からボケれる余裕、すごいな。まだ20代なのに。

マーガリンは染みるけど、ジャムは飛んでくの笑った。
直角に曲がるなら女の子は日体大の可能性があるけど、だったら男の子も日体大だからぶつからない(笑

くるまの熱量が乗った理屈っぽさと、それに対する理解度の高さが見えるケムリの優しいツッコミ、その良さが出てて本当に良かった。

いきなり648点まで出た。
ケムリのことを「アセクサ」と呼ぶ松ちゃん。

礼二「ここ何年かのトップバッターで1番すごかった。」
くるま「すごくいいこと言う」

塙「脱線と暴走とで、自分の空気に持っていく力がすごい」
(2023/12/24 19:30)

2.シシガシラ(敗者復活)

準決勝と違うネタ。
ちゃんとした指摘の後、「ただのハゲになっちゃう」とイジるの面白い。
コンプライアンスにおけるハゲの立ち位置(笑

脇田さんが嘆いてる間もずっとぶつぶつ言ってるのいい。

さっきのネタよりは弱いか…
627点、令和ロマンの勢いに乗れずか…

大吉「もっと面白くなりそうな状態が続いていた」
(2023/12/24 19:44)

3.さや香

ポルトガル語で引っ越すことを伝えようとしてるの面白い。
みんなが反対していることを伝えた時にライト兄弟を引き合いにだすな。
「人間みんな弱いねん!」という魂の叫び。

この4分の間にバックれることが2人の総意になるの、展開としてすごい。

659点。邦ちゃんが98を出す。
個人的には、ちょっと高く付きすぎかな…とも
(2023/12/24 19:54)

4.カベポスター

しばらく時間を置いたあとの浜田「せやなぁ」がすごくよかった。
「ずっとずっとゼリー、ずっゼリ」
校長を揺するというおまじない。

話の展開の仕方がけっこう好きだし、ネタとしても好きだけど、点数は伸びないかな…

635点。これは令和ロマントップバッターが響いてる…?
塙「15分とか長い出番に向いているネタかもしれない、もっと掛け合いを増やして熱量を」
(2023/12/24 20:07)

5.マユリカ

キャッチフレーズ「ずっとキモダチ」はヒドい(笑

この前に葬式した先生がお店の予約までしてるの面白い。
同級生が変なやつばっかり、湯澤コンクリ…!

坂本のローテーションキモと、中谷のハイテンションキモ、後半がめちゃくちゃハマってていい。

645。全員が90超でバランスのいい点のとり方。
松ちゃん91ってことは、遂に令和ロマンのハードルが壊されつつあるか。

阪本「まさか相方が、キモダチでヨゴレだったとは」
(2023/12/24 20:20)

おいでやす小田の振る舞い、出場者の緊張がほぐれそうでいいな。
ここからはさや香・令和ロマンの爆発を超えられるか…って所だけど、その爆発がまだまだ起こせそうなメンツ。

6.ヤーレンズ

好きなフレーズが山ほど出てきて楽しかった。

「ヤドカリじゃねぇんだぞ、おい」
「「全力お転婆おばさん…?」」
「セクシーダイナマイトボートレース!」

「ぼくNetflixじゃないんで」
『Netflixってあなた…サブスクじゃない!サブちゃん演歌スクール』

ゴスペラーズは全員ステゴロ

これは点数も行くだろ…!
565点、さや香は超えられなかったか。

地味な雰囲気がありながらも、M-1 2008あたりのスピード感が共存しててすごくいいし、高評価が嬉しくて平場で上手くボケきれてないの面白い。
(2023/12/24 20:39)

7.真空ジェシカ

上がりきる前に1歩踏み出して、違和感を感じるな。
呪物コレクターと呪物(笑

エンジン式のスマホで検索エンジン使うのヤバい(笑 

クローン澤明!
倍速再生するおじさん(笑

ガク「こいつの言うこと、全部信じないでください!」

面白かったけど、ヤーレンズとタイプが近いのがキツいか…

643点でマユリカのちょい下。
大吉「この漫才は、2人にしかできない」
海原ともこ「前半でもっとウケそうだった」
松本「ボケの距離感がちょうど良くなっていてよかった、敗退か…」
(2023/12/24 20:51)

8.ダンビラムーチョ

ここまで来たらもう、破壊に走ってほしいな。

口伴奏のカラオケ…!
フニャオが歌いながらずっと不快そうなの面白い。

モード選択時の声がいい。
玉置浩二モード「そーぅだねぇ♪」「ダレノーガレー♪」

やっぱり点数は伸びずに631点。
塙「寄席では1番ウケそう」
ともこ「1曲目が長いのと、入り込めなかった」
(2023/12/24 21:06)

9.くらげ

サーティワンのアイス名を羅列している時間。

「俺がたまたまサンリオ好きだったからいいものの」
「俺がたまたま口紅に詳しかったからいいものの」

正解のないアキネーター(笑

盛り上がりに欠けてはいたが、やはり620で最下位か…
塙「どういう人達なのか、ネタから見えてこなかった」
(2023/12/24 21:17)

10.モグライダー

最後なのは空気感的にどうか…

女を不安にさせない錦野旦はめちゃくちゃし、女をあしらう芝さんのカッコ良さよ。

面白かったけど、ともしげの間違え方が想定の範囲内だったか。

632点か…
点数が悪くない訳では無いが、ウケの量を考えると妥当なラインな気が。

芝「俺とともしげと…あと錦野さんのせいでもある」(笑

芝「緊張はするに決まってるじゃん」
ともしげ「かんちょう、緊張しました」
(2023/12/24 21:31)

最終決戦は
さや香、ヤーレンズ、令和ロマン

最終決戦

1.令和ロマン

「顔でもんじゃ作ろうとしてねぇよ」(笑

トヨタにこんな人はいません→吉本にはこういう人がいます。

ボケ数は1本目より減ったものの、パンチ1発ごとの重みをましたように感じた。面白い。

2.ヤーレンズ

「みんなの名前は?ムリムリ、覚えられない」

「今日は47名様で?」『赤穂浪士か、わしは』

ネギに文句言いつつ、食いながら帰るな(笑

1本目に引き続き、ボケを当て続けたのすごい。

3.さや香

四則演算の5つめ、「見せ算」

1が1を見たら恥ずいからいなくなって0(笑

「漫才に大切なのって立ち位置じゃないんですよ、掛け合い」

テクニカルで面白いネタだったけど、お客さんを置いてけぼりにしたか…?
(2023/12/24 21:57)

これは分からんな…令和ロマンかヤーレンズかな気はするが…

結果発表

山田邦子:ヤーレンズ

博多大吉:令和ロマン

富澤たけし:ヤーレンズ

塙宣之:令和ロマン

海原ともこ:ヤーレンズ

中川家・礼二:令和ロマン

松本人志:令和ロマン

令和ロマン勝った!トップバッターから!
ABC獲る前にM-1を獲っちゃうとは…

個人的には「霜降り明星より若いチャンプがいつ生まれるか」と思ってたけど、それが今年にいきなり来るとは思ってなかった。

ケムリ「汗臭くても優勝できる」

松本「1本目より強いネタを残していたのが良かった」

山田邦子「さや香の最後のネタが全然良くなかった」

くるま『M-1大好きです!来年も出ます!』
(2023/12/24 22:10)

後記(総括的な)

3回戦・準々決勝・準決勝と、次々に有力者が敗退していくとともに、レベルの高さが明らかになって言った2023年のM-1グランプリ。
今までよりも公式が出しているネタ動画を観ましたが、面白いと思った人もどんどん落ちてくし、本当に展開が読めない大会でとても楽しく観れました。

それを感覚的に持っていたのか、思い返してみると決勝進出者が決まっても優勝予想を全くしてなかったんです。

当日の昼に行った美容院でも「誰が優勝すると思う?」と聞かれて、悩みまくった末に答えを出せませんでした。
もしかすると、会話のラリーを止めてしまうつまらねぇヤツだと思われたかもしれません。(まぁ、とても顔馴染みな方なので、そんなことはないのですが)

そんな中、準々決勝・準決勝の段階で何となく持ってたのは「令和ロマンと真空ジェシカは決勝に行くだろうから」という前提。
結果的にはその肌感は当たっていて、令和ロマンが決勝のトップバッターからそのまま優勝していきました。

真空ジェシカについては年間通してラジオを聴いていたので、その安定した面白さと活動量の多さでそう思っていました。

令和ロマンについては、決勝の感想・考察としても既に多く語られていることなのですが、空間を掌握する力が凄かった。
それを見せつけられたのは3回戦のネタを観た時で、設定に入る時の一言や時間をたっぷり使った1ボケでしっかりとウケを取っていました。(もちろん、動画で観ても面白い)
空気を掴むともう、だいたい何をしてもウケるでしょうし、「この人たちなら面白いことをしてくれる」って期待が膨らむ状態なので、大会として優勝できなかったとしても勝ちモードでしょう。

これ以上、偉そうなことを書ける立場じゃないのでそろそろ片付けに入ろうと思うのですが、個人的には、令和ロマンに優勝して欲しい気持ちと、2回・3回と決勝での戦いを重ねることで凄みを増していく姿が見たい気持ちがせめぎ合っていました。
なので、優勝が決まった時には、嬉しい半面で楽しみが減った喪失感があり、複雑な心境でした。

しかし、番組の終わりかけにくるまさんが発した「来年も出ます!」の決意表明。
優勝後のインタビューなどで語られる、「連覇したい」「最高得点を出したい」など、その決意の固さが明らかになっていく言葉の数々…俺の楽しみは減ってなんかいませんでした。

減ってないどころか、より厚みが出た「凄み」を感じられそうな状態で、2人の戦いを楽しめる可能性が浮上しています。
なんだか、二兎ともに得られた上にオマケの木の実でも獲れちゃったような嬉しさです。本当にありがたい。

敗者復活戦で面白かった人達や、そのさらに前で負けてしまった面白かった人達、来年新たに現れる面白い人達へ思いを馳せながら、この記事を締めさせてもらいます。

端折った思いも多分にあるので、何か語りたい事がある方は別途お話してくれると助かります。

それじゃ、また。

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