30代の男が眉毛サロンに行ってみた話
東京の夏って、夜中には思わず近所のコンビニに行きたくなるくらい気温が下がって過ごしやすいと思っていたのですが、どうやら最近のアスファルトは夜まで熱を持ち続ける辛抱強いヤツらが増えたようで、夜になっても本当に暑い。
夏が終わって欲しい気持ちと、まだ夏を楽しみたい気持ちとの間で心が揺れ動く今日このごろです。
さて、そんな暑さが続く中、このnoteを書いている30代・男性(会社員)は先日このツイートをした通り、初めて「眉毛サロン(眉サロン)」なるものに行ってきました。
眉毛サロンは簡単に言うと『眉の形をきれいに整えてくれるお店』で、既に行ったことある方・通っている方・ないと困る方も女性中心に少なからずいると思います。
しかし、俺の周り…特に男性の皆さんは「存在を知らなかった」という方や「興味はあるけど行ったことない」という方、「男だけど行っていいの…?」って方など、様々なの理由で行ったことがない方の割合が多いのではないでしょうか。
また、「身だしなみに疎い彼氏(夫)だけど、印象の変化が大きい眉くらいは綺麗にしてほしいな…どうやって説得しよう」なんてお悩みがある女性の方もいるかもしれません。
ということで、30代・一般男性である俺が、ツイートにも書いた眉毛サロン初体験時の「細かいこと」について、なるべく詳細に書いていこうと思います。
「行ってみたい」と思っている男性の方や、彼氏・旦那さんに行ってほしいと思っている方の参考になってくれると幸いです。
まずはざっくり感想
まず述べるべき感想で、みなさんも気になるのは「やってみてどうだったの?」ってことだと思います。
率直に言うと、すごく良くて、仕上がりに満足しています。
2年ほど前から髪の毛にパーマを掛けるようになったのですが、見た目の変化に対する驚きの大きさで言うと、初パーマの時と同じくらいありました。
「同じくらいかよ」と思った人もいるかもしれませんが、鏡を見たときの髪と眉の専有面積の違いを考慮すると、その影響力の大きさが分かるのではないでしょうか。
行こうと思ったきっかけ・理由
俺が今回、眉毛サロンに行こうと思った直接の理由は「彼女が眉毛サロンに行って満足した話を聞いたから」です。
彼女もそれが初めてだったらしく、仕上がりに感動していましたし、実際に見せてもらってもすごく綺麗かつ似合う形の眉になっていました。
そんなキマった姿を見せてもらいつつ、
自分でやっていて、正解がどんな状態かわからないよね
目の近くの部位ってこともあって、思ったような形にしづらいよね(左右差が出たり)
普段は自分でどうにかしてるけど、失敗が怖いからあんまり手がつけられないよね
で、結局これでいいのかわからない状態で終わるっていう…
といったことを彼女と話しているうちに、気づいてしまいました。
これまでの眉の手入れ、課題だらけじゃん…!
そんなこんなでこの世の闇の部分(大袈裟すぎる)に触れてしまった俺は、自分が行く眉毛サロン探しをスタートさせたのでした。
どうやってお店を選んだか
せっかくお店に行って整えてもらうのなら、なるべく失敗したくないと誰しもが思うはず。俺も例に漏れず、どうにかして当たりのお店に行きたかったので、眉毛サロン界の身近な先輩である彼女の話を参考にしつつ、Googleで[ メンズ 眉 サロン 選び方 ]などで検索して出てきた情報を見まくりました。
その中で、いくつか条件を決めてお店を絞り、予約しました。
条件とした意図とセットにして紹介してみます。
男性向けのメニューがある(必須)
お店にとっても自分にとっても、これはやはり避けてはいけない点かなと。
お店は想定してる客層以外に来られても困るでしょうし、客側としても「普段は女性ばっかりやってるので…」って感じで対応されることがあったら不安が膨らむので。
ちなみに、男性専用のお店というのもチョロチョロと見つかりました。
そこもいいかな…と思ったのですが、別の条件が噛み合わず、俺は女性客メインで男性も対応しているお店に行きました。
形を整える時に「剃る」ではなく「抜く」手法を取っている(必須)
「抜く」方が仕上がりが自然で綺麗らしく、施術後のいい状態が長く続きやすいという情報を得たのと、自宅ではできない(しづらい)手法ということで、良いなと思いました。
特に、毛の一本一本が太い場合は剃ると跡が残りやすいとか。(そして、男性の方が女性より太い傾向にあるらしい)
何となく毛が太い自覚があったので、ほぼ迷いなく「抜く」方に定めました。
ちなみに、抜く場合はワックス(ブラジリアンワックスやGOSSOで使うアレ)で大まかな形を作って、細かい部分は毛抜きで調整するらしいです。自分がされているところは見えないので「らしい」としか言えないのですが。
この辺のサイトに、メリット・デメリットなどがまとまってたので参考までに。
半個室または個室でやってくれる
調べていく中で出てきた条件です。
何となく、広めの部屋に並んだ椅子でやられるのは嫌だな…と思いまして。隣の人の会話とか聞こえてもアレですし。(「自分は人に聞かれて嫌な話などしない」という確固たる意志)
口コミの数がある程度ある
口コミの数がこれまでに来たお客さんの数に比例しないにしても、多いってことは今までに多くのお客さんを施術してきたのでしょう。そして、多くのお客さんを施術するためには優良で健全な運営を長く続けていく必要があるはずなので、いいお店だろうと思いました。
その点で行くと、口コミの投稿期間も見た方がいいですし、もちろん良い口コミが多い方がハズレは引きにくくなりそうですね。
初挑戦を失敗したくない一心で口コミまで見まくった俺の持論です。
値段は相場とされている5,000円を目安に考える
安いと満足できなかった時に後悔しますし、どのお店もやることは似通っているので「高いから良い!」っていうものでもなさそうだと考えたので、相場前後のお店で選ぶのが無難だと思いました。
最終的に5,500円のコースに500円分のクーポンを使って5,000円でやってもらってきました。
価格帯についても、こんな感じでいろいろとまとまっている記事に相場が書いてありました。
この記事によると、安いお店(コース)は眉を切る・剃るタイプであることが多いみたいです。
なるべく安くでやってみたい場合も、コース詳細はよく確認した方がいいですね。
行きやすい場所にある
行きづらいとどうしても面倒くさくなってしまうので、家から近い・会社帰りに行きやすいなど、アクセスしやすい場所にあるお店を見つけた方が、きれいな状態を保ちやすいと思いましたし、そういう声が多々見られました。
あとは、美容院に行くのと周期が近かったりするので、美容院と同じ最寄り駅で探して、同じ日に顔周りをビシッと仕上げていくムーブもありだと、どっかのサイトで見かけました。
もう探し直すことを諦めてしまって申し訳ないのですが、良い方法だと思ったので参考にどうぞ。
初回用クーポンの値段がある場合、ちゃんと通常より安くなっている(必須)
これは眉毛サロン云々というより、安くなる名目で初回用クーポンを発行しながら、詳細を見るとそんなことはないってお店は誠実さに欠ける気がして、何かあった時に(やっぱりやめときゃよかった…)と思いかねないのでやめました。
amazonのセールなどでも同様の手口があるので、今後も何とかして回避していきたいですね。
当日の流れとか、その時の感想とか
俺は仕事終わりに、会社からの帰路の乗り換え駅にあるお店を選びました。思ったより早く着いたのですが、平日ということもあってか特に混み合ってもなく、すぐ通してくれました。
内装に驚いたおじさん
ここで1つ予想外だったのですが、お店の内装がめちゃくちゃ可愛い…!(HOT PEPPER Beautyの店舗情報には店内の写真がなかった。もしくは見ていなかった。)
入り口の扉を開けると白とピンクを基調とした壁紙やインテリアで、受付近くに置いてあるドレッサー(女性客のメイク直し用)は鏡がハート型で周囲に電球がついているヤツ。
トイレは鏡の形状こそ丸いものの、ドレッサーと同じく周りに電球がついている。鏡に映る自分の目の中に電球か形作る円が反射して、なんだか俺の目もかわいくなっているぞ…!
俺自身、少し驚いたものの「男性用のコースもあるお店だしな。」と開き直っていたのですが、こういう雰囲気が苦手な男性は対策をした方がいいかもしれません。(詳しくは後述)
プロに頼りつつ仕上がりイメージを確認
出入り口がカーテンで区切られた個室に通され、マッサージチェアくらいどっしり感があるリクライニングの席に座った後は、カウンセリングシート(?)の記入をしました。
肌が弱くないか(ワックスを使うので)や、最後に眉の手入れをしたのはいつか(予約段階で2週間は空けるように書いてある)、どんな仕上がりを希望するか…ということを記入します。
希望の仕上がりの欄は、女性向けのデフォルト選択肢(おそらく)として「韓国メイク向け」だとか「並行眉」だとか「アーチ型」だとか、男の俺では見たことない表現が並んでいたので冷静にスルーして、その他のカッコ内に『穏やかな印象』と堂々と記入しておきました。
記入後はお店の方がそれを確認した上で、仕上がりのイメージを相談します。
と、その辺の意思疎通ができたところで、リクライニングシートを倒して仰向けになり、顔に直接仕上がりイメージを描いてもらっての最終確認がありました。(化粧の時に眉を描く鉛筆的なやつで)
冒頭のツイートにある写真を見てもらえれば何となく想像できているかもしれませんが、比較の絵を作ってみるとこんな感じです。
正直、(抜く範囲、広っ!)と一瞬思いましたが、眉の太さは自覚していましたし、いらないエリアがいくらかあるだろうとは思っていたし、何よりプロの見立てを信じようと思っていたので、そのままお願いしました。(この判断は正解でした。)
いよいよ施術
ここまで来ると、実際に眉をイジられるパートに入ります。
温かいワックスが眉の不要な部分に塗られ少したった後、ワックスに絡まった毛をベリっと剥がされます。
毛が多い/太い部分やまぶたに近い場所はそこそこ痛かったですが…まぁそこは大人なんで我慢できました。偉いですね。
脱毛作業が終わったら、カットで形を整えて、眉毛の流れを調整して、ベリっとされた部分の保湿などをして終了です。思っていたよりスピーディーで、全体で30分程度(たぶん30分かからなかった)でした。
ちなみに(俺が行ったお店では)、お店の人は全然雑談を仕掛けてこなかったので、「美容室などでのあの時間が苦手!」って人も、割と心配しなくていいのかなと思っています。(めちゃくちゃ仕掛けてくるタイプのお店があったらすみません。)
あと、人によっては脱毛の際の腫れがちょっと長引くとか。俺は幸い問題なく、帰宅するくらいには収まってました。
気をつけた方がいいこと
とまあ、一通りの体験談が終わったところで、人によってはここを気をつけた方がいいかもというポイントを挙げ出してみました。
女性向けメインのお店に入るのに抵抗がある男性はメンズ専用サロンを
俺が行ったお店のように内装がめちゃくちゃかわいいタイプだったり、そこまでではないにしても、他のお客さんが女性ばかりだったりと行ったことが考えられます。
そういった環境だと緊張する・何となく気が引けるという男性の方は、メンズ専用のお店から選んだ方がいいと思います。
初めてのことをする時は、なるべくハードルを下げていきましょう。
眉を伸ばした状態で行かなければ行けないので、初来店前の数日はだいぶボサる
先程も書いた通り、予約画面などでも「2週間は伸ばした状態にすること」をお店側からお知らせされます。
ということは、ちゃんとその言いつけを守っていると仮定して、お店に行く前は眉がかなり伸びっぱなし・生やしっぱなしになるわけですよね。
そうなると、普段からこまめに手入れしている人からすると、それはそれで落ち着かない状態になると思われるので、その点は注意すべきかなと。
気になる人は、可能であれば前髪でごまかすなりしつつ、「この後、綺麗になるんで」とメンタルを強く保っていきましょう。
「痛くないですか?」のタイミングに気をつけろ
ワックスでベリっとされる際、お店の人が「痛くないですか?」と確認してくれるのですが、俺の場合は確認されたのが最初の1ベリめ、眉間付近をベリっとされた後でした。
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、先程も書いた通りで、痛いのはその後に待ち構える部分なんですよね…!
ちなみに俺の場合は、毛の生えている量が多かった眉の上部分が一番痛かったです。どれくらい痛かったかというと、思わずお店の人に「ここはけっこう痛いですね。」って言っちゃったくらいです。
まぁ、大人なんで我慢できましたけど。(2回目)
皆さんは、序盤で「痛くないですか?」と聞かれた時も、『この後にさらなる痛ポイントが控えている』ということを念頭に置いていきましょう。
最後に
といったところで、俺の眉毛サロン体験談&感想&これから挑戦するみなさんに伝えたいことは以上です。
いろいろ書きましたが、最初にも述べた通り、全体としてはかなり満足しているので今後もしばらくは通っていこうと思っています。
体験後に会った人や、先程のツイートの反応も良好ですし、何より鏡で自分の顔を見た時にちょっとテンションが上がるようになりました。
元々眉毛サロンが気になっていた人や、この記事で初めてその存在を知った人、自分に似合う眉の形がわからない人、眉の手入れに苦戦している人、積極的にマスク詐欺をしていきたい人など、様々な人の参考になる情報が提供できて、1人でも多くが挑戦するために背中を押せたら…なんて思っているので、この記事きっかけで眉毛サロンに行ってみた方がいましたら、ぜひご一報ください。(他に気になることがあればTwitterでご質問ください)
その他、眉の手入れに無関心なパートナーにもぜひ眉毛サロンに行ってほしいと思う女性の方が、説明材料に使える記事になれていたらいいなと思っていますので、これまたこの記事を利用して「彼氏/夫を眉毛サロンに送り出した!」という方がいたら教えてもらえると嬉しいです。
それじゃ、また。
ネタ元になりそうな本やコンテンツの購入に使わせていただきます。 気分が乗りましたら、投げ銭気分でよろしくお願いします。