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Mr.daydreamer『卒業、果て剥がれて』

気になっていたMr.daydreamerの公演へ。
ティザーとか過去の公演のPVを観て、映像の使い方いいな~と思ってて。

今回も映像とお芝居の融合とか、リアルタイムの音の振動(?)を映像に映し出されたりとか、すごく面白かった。

目の前に来た出演者の方と目が合って鋭く睨まれるとか、基本すり足の移動とか、他にはない感じの表現が、Mr.daydreamerの魅力の一つなんだろうと感じた。魅せ方が上手なんだろうな。

ただ、ストーリーにはいまいち入り込めなくて、理解しようとしても追いつけなくて置いていかれる感じ。

公式サイトやご案内メールで、「作品の題材のひとつとして、未成年への性加害を扱っております。その中で、性暴力、自殺の描写がございます。」と案内があって、いまいち性加害、性暴力、自殺というものと僕との距離がありすぎる感じがして、ぐっと引き寄せて考えられなかった。
でも、それはそれでいいような気がした。

きっと、出演者が4年間過ごした大学で”卒業”にまつわる演劇をする、という事が目的のひとつだったのかもしれない。

ずっとすり足だった主人公が、一番最後はすり足ではなく階段を駆け上がっていく様は、見ていてかっこよくて、「この話を終わらせる!」というような疾走感を感じた。

この公演を観た日に、地上波で「魔女の宅急便」が放送されていて(DVD持ってて何度も見てるから実際には見なかったけど)、13歳で旅立ち…魔女…
と関連を思い浮かべた夜でした。


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