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Photo by
jayid_nanako
劇団天地『異邦人の庭』
少し前になるが、『異邦人の庭』を観た。
死刑判決を受け拘置所にいる女と面会に来る男。二人の会話と、男の独白が少し。
会話をしている時も「時計秒針の音」が鳴り響く。
最初は何で音を小さくしないんだろう、消さないんだろうと思っていたが、こういうことかもしれない、とはっとしてぞっとして怖くなった。
これを、直接演出家に聞いてみると、これにももちろん演出の意図があり、僕の思っていた事とは違っていたが大変興味深かった。
(ここに書いてしまうと演出家の意図に沿わないと思うので、公開は控える)
拘置所にいる詞葉はWキャスト。事前にPVを観ていて、表情がすごく印象に残って2日目の回を観た。
これも直接お伝えしたのだが、演じているときの表情を見たくて、役者さんと対角線になるような席を選んで観劇した。
死刑判決を受け、刑の執行を待っているという状況だが、本当にこの人が刑を執行されるほどの事件を起こしたのか、本当は冤罪なんじゃないか、と思うほど飛び抜けて明るい会話から始まったかと思えば、
「大丈夫じゃなかったら何かしてくれるんですか」と怒りを露わにしぶつけるなど、感情の起伏が激しい役どころに感服した。
「人間には、生きる権利も、死ぬ権利もある」という台詞が印象に残った。
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