片山順一

ライトノベルワナビ。賞投稿、カクヨムでの連載をやりつつ陽の目を浴びる日を夢見ています。椿三十郎くらいの年です。誇れる社会的立場はありません。すいません……。カクヨムhttps://kakuyomu.jp/users/moni111にて色々小説あります。畑の花は私の心より美しい。

片山順一

ライトノベルワナビ。賞投稿、カクヨムでの連載をやりつつ陽の目を浴びる日を夢見ています。椿三十郎くらいの年です。誇れる社会的立場はありません。すいません……。カクヨムhttps://kakuyomu.jp/users/moni111にて色々小説あります。畑の花は私の心より美しい。

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  • ジョジョ感想・考察

    ジョジョの奇妙な冒険に関する私の記事です。読みたい方用に分けておきます。

最近の記事

無敵の仮面ライダー

 ※この記事はネタバレを含みます。映画未見の方は、読むのをご遠慮いただくよう願います。  お久しぶりしか言ってないな、片山順一です。  シン・仮面ライダーを見てきました。  この映画は賛否両論になっているようです。  そして私もそう思いました。いえ、私の中で確実に賛否両論だったんです。   仮面ライダーとの出会い  少々、思い出話にお付き合いください。  この記事でも書きましたが、私と仮面ライダーの出会いは、六歳か七歳のころです。小学校の夏休みにやっていた再放送で

    • MEN同じ顔の男たちに描かれた私について

       ※この記事にはネタバレを含みます。  これはとても不快で恐ろしい映画です。この映画の主人公のような、無理解な男性に傷つけられつつも、力強く生きようとする現代の女性にとって――いいえ。  私のように、この映画の男と同じ顔をした、弱く情けない男にとってです。  おひさしぶりにもほどがあります。片山順一です。すっかり畑と家と直売所の往復生活が板についてしまいました。水菜って売れるんですね。  最近は、この十数年で一番まともに働いているといえる私ですが、腐った性根は変わりま

      • 悪質宇宙人としてのオタクとシン・ウルトラマン

         お久しぶりです。片山順一です。近頃めっきり書かなくなって、放っておくとどうにもならなくなってしまいそうです。  錆びついた頭のために、雑文をひとつ上程しましょう。  題材は、2022年7月において、大ヒット中といえる映画、シン・ウルトラマンです。  大ヒットとロングラン上映の影響で、映画本編をご覧になった方も多いでしょうが、性質上かなりのネタバレを含むので、未見の方はご注意ください。 ウルトラマン・リピア 私は彼(光の星のものたちに、性別という概念があるかどうかは不明

        • 苦しみのプリキュア

           極寒といえる気温の中、いかがお過ごしでしょうか。片山順一です。  新年二発目のnoteと言いながら、もう二月です。  そして周回遅れの話題ですけど。  最終回を迎えたトロピカル~ジュ!プリキュアについてです。  今回のプリキュアは、人々からやる気を奪う連中と戦っていました。このやる気は、愚者の棺に蓄えられ、魔女のエネルギーとなるのですが、それを放置すると結局世界が滅ぶようなのです。先日の放送回で、タツノオトシゴの敵の執事、その名もバトラーが、やる気を吸収して怪物とな

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        • ジョジョ感想・考察
          4本

        記事

          2222年を生きて迎える方法

           お久しぶりです。片山順一です。  新年あけましておめでとうございます。2022年ですね。  で、タイトルです。2022年は、ゾロ目として惜しいので、いっそのこと2222年について考えて書いてやれ、と思いました。 200年後いろいろ 表題です。200年後について考える以前に、そのときを私は生きて迎えられるのでしょうか。  現代の人間の寿命からいうと、不可能でしょう。めちゃくちゃ健康で老衰ギリギリまで生きたとしても、人間の寿命は最大130歳かそこらが限界だったと思います。

          2222年を生きて迎える方法

          よみがえる教室

           こんにちは。片山順一です。  この記事は、『あの教室から出られない』の続きになります。  人によっては、恐怖を覚えるような内容かも知れないことをお断りしておきます。 眠っていた子供 記事で書いように、私は私の歪みの原因について、ここ数か月で気が付きました。  ただ、ショットガンを手にすることはないと自分の中で結論付けていたのです。  けれど、先日のことですね。あるチェーンの喫茶店で、ほかの席の人の会話を聞いて自分に恐怖しました。 疲労した先生たち 夕方の七時ごろだ

          よみがえる教室

          あの『教室』から出られない

           こんにちは。お久しぶりです。片山順一です。前回のnoteがすっきりした感じだったから、更新期間が空いてもういいかなって感じになってました。  だめでした。毒ガスに近い言葉になるかもしれませんが、私は私を救いたいので、書きます。  たぶん、クソ教師に出会っていた話を。  この言葉は、誰かを傷つける可能性を含んでいます。  でも、これ以上抱えておくと私が傷つき続けます。  それは嫌だから吐き出します。どうか、馬鹿で嫌な大人が書いたものと受け止めてください。 私編、小

          あの『教室』から出られない

          カウンセリングの終わり

           こんにちは。片山順一です。今回は、私自身の事を語ります。  2021年の10月6日、私は2019年から二年弱続けていたカウンセリングを終えました。  理由は、カウンセリングを終えていいと私自身が判断したからです。このことは、カウンセリング中にカウンセラーに伝えました。いけないとも、いいともおっしゃらなかったことを、ありがたく思います。 私とカウンセラー  カウンセラーはずっと同じ。私より若い男性の方です。  私は彼を信頼しました。それが一種の修行であると思ったから。

          カウンセリングの終わり

          ジョジョリオン完結と私の間違い

           お久しぶりです。片山順一です。  今回は荒いノートになってしまいます。  それほどに、ショッキングでした。  ジョジョリオンが27巻で完結し、私は自分のこの考察と向き合わなければなりません。  この感想文は、ジョジョリオンの最終巻までのネタバレを含みます。 呪いの答え 呪いとは何か。それは、家族や血のつながりそのものではなかったのです。  今回で言えば、ジョースター家が代々引き継いできた負の側面、最初にジョニィが聖人の遺体をつかってしまったことにより、発生してしまった病

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          理想の主人公はキレた宮沢賢治

           片山順一です。今回は、理想の主人公について。  タイトル通りなのですが、私の理想の主人公はブチ切れた宮沢賢治らしいです。これは、十年くらい前、ずっと私の小説を見てくれている友人との会話の中でたどりついた定義でした。 宮沢賢治についての私の理解 宮沢賢治という人とその作品は、義務教育を終えた方ならほぼご存じでしょう。今の岩手県に住んでおられた、明治時代の詩人、童話作家です。  『やまなし』(クラムボンのやつ)とか、『銀河鉄道の夜』(ザネリとカムパネルラ)あたりを、私は中

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          劇的でない、話

           またまたお久しぶりです。片山順一です。今回は、ちょっと重たい話を。  あまりまとまっていませんが、誰かに読んでもらうというより、私自身のためです。  私は、とんでもない間違いを犯した気分になります。  2021年、五月の末だったか。二十代の頃、一緒にバンドをやっていた方が亡くなりました。  彼は、多分音楽に命を賭けている人で、ほかにもたくさんバンドをやっており、インディーズ界隈では有名な人だったようです。  そういう彼がどうして私と一緒にバンドをやってくれたのか、

          劇的でない、話

          百五十万文字の小説を書き終えて

           お久しぶりです。片山順一です。  2021年七月、タイトル通り百五十万文字を超えた拙作『銃と魔法と断罪者』を、カクヨムにて書き終えました。  形式は一話ごとの連載。文字数の少ない章ごとの予告も含めて、423話あります。  毎日更新を目指したり、隔日更新をしたり、週一更新をしたり、エタったり(『エタる』とは、インターネットで連載している小説が更新を停止したままになることを指すスラングです。小説家になろうでは、一般的な言葉かも)しながら、あしかけ五年です。 こんなに長い

          百五十万文字の小説を書き終えて

          ベルセルクと私

           またまたお久しぶりです。片山順一です。今回は、私に影響を与えた作品と、その作者の方について。 信じられない訃報 2021年5月21日、三浦健太郎氏が亡くなられていたことが明らかになりました。  彼は、ヤングアニマルで『ベルセルク』という漫画を連載しておられました。期間は、80年代から現在2021年。40巻が出版されたものの、未完結で絶筆となりました。  ベルセルクは、私(そろそろ36歳)くらいの世代でいわゆるオタクと呼ばれる方で、影響を受けない人が居ないだろうという漫画

          ベルセルクと私

          殺しても、殺しても、ジョン・ウィック

           お久しぶりです。片山順一です。今回はある映画における、心の空洞について。文章の性質上、ネタバレを含みます。  ジョン・ウィックとは、同名のアクション映画(2014年アメリカ公開)の主人公です。 映画の評判 いやらしい話をしますが、まずこの映画、かなりヒットしています。最初のジョン・ウィックに始まり、同チャプター2、同チャプター3パラベラムと合計三作も作られています。この三作目の最後も、続編の存在が示唆されています。  ジョン・ウィックを演じるは、名優キアヌ・リーヴス。

          殺しても、殺しても、ジョン・ウィック

          私にとっては、たった一年と半年前の出来事です

           今回ばかりは、私が私の感じたことを語ったために、怒ったり不快になったりする方が、いらっしゃるかもしれません。  でも、書きます。ニート同然の何もない人間が、ただ行って、見ただけのことを。  これから一生、実際に東北に行くことのない方もいらっしゃるでしょうし。そういう方の感想に共通するなにかが、見出だせたら、望外の喜びというところです。 さんざんだったボランティアの顛末  2019年の晩秋。私は初めて東北の地を訪れました。目的は、その年の秋の集中豪雨で被害を受けた、宮城

          私にとっては、たった一年と半年前の出来事です

          年とった顔の悪いダルイゼンとしての私

             こんにちは。片山順一です。  今回は、このことについて書こうかどうか、かなり迷いました。  きっと正気を疑われるでしょうし、恥ずかしいことだと思います。  だけど、書かなければ私の心の引っかかりは消えない。  この歪んだ私をえぐり出してみなければ、作品の評価すらできない。  将来なにかで、この文章がどこかに張り付けられても、構わない。  いや、構う。でもやってみます。せっかく、本を読み言葉を覚えたんですから。 『ダルイゼン』? 本題です。ダルイゼンとは、202

          年とった顔の悪いダルイゼンとしての私