フォロワー/筋肉溶けたはなし

ここでいうフォロワーというのはTwitterのフォロワーではなくて、追従、後続、影響、みたいな意味で言いたい。

わたしのnoteを読んでくれている突飛なひとなら、なんとなく上のふたつの歌詞にめちゃくちゃ影響を受けているといか、最早パクりというか、オマージュなのがわかると思う。好きになったのもアーバンギャルドが紹介したからという理由でちょっと恥ずかしい。菊地成孔は、むかし、粋な夜電波というラジオをやっていて、You Tubeで違法アップロードが聴けるから、暇なひとは是非。とても耳障りのいい声。そしてとにかく固有名詞や具体例が多い。そこも影響を受けていて恥ずかしい。

でも、普通の恋に関しては、ほんとに自傷癖があって、酷いことならなんでもやったし、過食するから許して!

駅前の商売っ気のあるメンクリにかかってた頃、めちゃくちゃ多剤だった。マイナー(トランキライザー)もメジャーも眠剤もいっぱいで。いちにち15時間寝て、挙げ句の果てに横紋筋融解症という筋肉が溶けて、おしっこに出ちゃう病気になった。太ももが痛み、尿が赤くなり、もつれて歩けず、高熱。最初、悪性症候群かと思って、とっても怖かった。東大病院のすごく頭の良さそうな先生から、「わたしは悪性症候群で患者を亡くしたことがあるけれど、あなたは経験上、横紋筋融解症だと思います」と言われ、少し安心した。それでもって、完全にヤク抜きをした。朦朧状態から離れた頃、残っていた薬のせいで聴覚異常になり、音程が多分半音狂って聞こえた。絶対音感がないからわからないけど。そのときのことが忘れられない。狂うのはとても気持ち悪いのだけれど、同時にトリップ感もあった。異世界みたいな。


フラベリックのインタビューフォーム

そういえば半音狂う副作用は高校生のときにもあった。フラベリックというファイザーの咳止め薬だった。ちゃんとインタビューフォーム(お医者さんや薬剤師さんやらが読む、薬の手引きみたいなもの)にも書いてある。南北線の発車メロディが、半音狂った。あのときはちょうど合唱コンクールだったので、歌えなくて口パクしたのを覚えている。

話が前後して申し訳ないが、トリップしながら聞く菊地成孔の声と、おはなしは、天啓のようで最高だった。みなさんもガンギマリのときには聴いてみてほしい。


お手紙


一期一会

あとわたしの文章、漢字の変換ができていないと言われたけれど、わざと仮名に開いて書いている意図が伝わらなくて悲しかった。大学のときの漢文の先生も、開いて書いた仮名を編集者に直されて怒ってた。もちろんダダダ~って書いてるから揺らぎがあるけれど。「ひと」、とか「こと」、は仮名にしたほうが可愛い。そういえば、わたしが中学生の頃は、「コト」とか、「モノ」とかを、片仮名で書くのがギャル文化というか、手紙文化としてあった気がする。一期一会とか。あの授業中にこっそり回すお手紙の、対角線上の角が取れた折り方も、覚えてる?

あとね、読点が多いのと体言止めは完全に太宰の影響……。具体例を出すのもそうかも。『女生徒』『皮膚と心』は、女性一人称で書かれているんだけれど、太宰はそういうのが女性らしいと思ってるのだろうか。それもまた恥ずかしい。ちゃんと三点リーダーはふたつ使いしてるし、二重鉤カギ括弧も使ってるから、許してね。


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