好き好き 大好き! ⑮ふせん


ふせんというアイテムのスタートは栞…でも私は本に使用してないかも💦
貼ってはがせる…目印だけではやはりもったいない気がします😌

皆さんは「ふせん」を使いますか?スマホやパソコン中心の生活だと必要のないアイテムかもしれません。会議資料類や手帳やテキストなどのペーパーレス化も進み、ふせんの出番が減っているであろうことは想像ができます。
そんな現状をおそらく危機と感じてか、ふせんも明らかにシフトチェンジを図っているように思います。最近のふせん…本当に楽しいです。
今回は私にとって“日常のプチ贅沢”である「ふせん」について綴ってみようと思います。

私はたぶん「書くことフェチ」。“筆まめでメモ魔”なので、ふせんの実用性とデザイン性に無関心でいられるはずがありません。スマホのメモ機能なども買い物リストとして活用していますが、ふせんがない生活は考えられません。
私は仕事で一部iPadを使いつつ、ノートやメモを直筆で書く機会もまだ多いです。また「3行日記」と称した英語と韓国語の日記を8年続けています。スケジュール管理も「紙の手帳」が大好き!とにかく“書くこと”が苦にならないんです。むしろ“手を動かして書くこと”が、自分にとって安心出来る行為なのだと思います。

高校生になるまで私はどちらかといえば「勉強が苦手な子」でした。専門教科のある学科に進学した高校時代…やっと学習意欲が遅咲き、自分なりの学習方法を身につけていきました。
先生が授業で時間をかけた箇所を、教科書と照らし合わせてノートにまとめる…自分の手を動かしてさしずめ“もう一冊の教科書を作るような学習法”は、まさに「書くことで自分のアタマに刻みつける」といった方法。“手を動かしたぶんアタマに入る”今でも信じている方法なんです。

“そう言えばふせんっていつ頃からあるんだろう…?”
今回の「好き好き…」を綴るに当たって、ふせんの歴史を調べてみました。

1980年のアメリカ。接着剤の開発によって生まれた“失敗の成功からの産物”という話はかなり有名な「ふせんの誕生」。粘着力はあるのにすぐ剥がれてしまう“残念な接着剤”の使い道を考えた末、聖歌隊が使う「賛美歌集の栞」に使う発想から事務用品としての活路を見出したそう。
接着剤としての役目を果たし切れない問題点から“貼ってはがせる特徴をクローズアップ”したこと。「くっつかない接着剤」が蘇った瞬間があって私たちはふせんに巡り会えたこと。改めて“アイディアって偉大だなぁ!”と私は思います。

最近のふせんは大きさや形、目的や用途の多様さに驚きます。しかも100均ショップでもある程度の選択肢があるくらい…近年海外旅行に行くこともなくなり海外のふせん事情はまったく想像がつかないのですが、おそらく「日本のふせんは世界一」だと私は思います。



サイズや柄がアソートなふせんが大好きです✨
ロールふせんは全面に接着剤がついていて便利😊

単なるメモではなく“ふせんがいいのよ〜!”と思うのは、紙のサイズ感…大きくないからいいんです。私の場合ですが、ひらめいたことや思いついたことを「ひとつずつ書き留められる点が便利」ということ。次から次と「やること」や「使えそうなフレーズ」などがアタマをよぎるとき…ふせんに書き留めてアウトプットすることで“脳内からは忘れさせること”が出来るのです。
「忘れないと次がひらめかない」と思うんです。一度脳から離すためにふせんが役立ちます。記入されたふせんが溜まる…それを対処して処分する…ふせんの「剥がして捨てる」という動作も「ふせんの醍醐味」なのです。溜まったふせんを処分する「達成感と快感」が、次もふせんを使うことに繋がっているのではとさえ感じます。用済みのふせんを処分することで、着実に仕事が進んでいることも実感出来る…ふせんに書いて残す安心感と、使用済みのふせんの処分を繰り返すことが「日々の充実感」に繋がっていると言ったらオーバーでしょうか?

何よりも、次々にひらめくことや“やらねば…”と思ったことをアタマから一度出すことで、次に備える「考える」という動作が出来ると思うのです。

ふせんも日々を過ごす中でのアイディアも「消耗品」だからこそ、私はふせんに向かう時間を大切にしたいと思います。これからも好きなデザインのふせんを使って、日々のひらめきやミッションを楽しみたいと思います。


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