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オンライン教育の功罪(数学)

先日、仲良しの某高等学校K先生の数学教員と久しぶりに会った。

私:最近はどう??

K先生:コロナで生徒はリモート授業ですわ。

私:数学のリモートは難しい??

K先生:難しいですね。良い面もあるんですが。。。

私:具体的には??

K先生:一方通行な授業だったり、生徒の反応が伝わらないですわ。

ということでリモート授業のメリット、デメリットについて議論しあうことになった。

メリット

場合分けやグラフなど動きのある内容は視覚的に理解できること。また、分からない箇所はもう一度あとで何度も振り返れるという再現性があること。教師にとっては、板書が必要なくなるので授業準備が効率的であること。

デメリット

声や表情が見えないから、どの程度理解をしているかの把握が難しいところ。また、録画の場合は本当に最初から最後まで視聴をしているか心配なところ。生徒がノートをとらずに、スクリーンショットで済ませて理解したつもりになっているところ(笑)

等々楽しい話がたくさん出てきました。二人とも理学部数学科出身で話をしだいたら止まらない「ヘ〇〇い」でした。

K先生の場合は授業の合間に数秒の「合言葉」を入れて最初から最後まで視聴したか確認しているそうです。とても面白い試みです。

まとめとして

数学というのはやはり、実際に紙と鉛筆と頭を使って泥くさく思考することで、「なんとなく分かるからはっきりと分かる」そのようなサイクルの繰り返しで楽しさや学力がついてくる。また、同様に動画を何回も見てやり方を理解するのと自分で計算できることは別次元である。

コロナ渦によるリモート授業の急増で、どのように生徒の思考力と計算力を伸ばしていくか生徒も教員も一緒になって考えることが大切だと知る貴重な機会であった。とはいうものの現在の生徒のICTリテラシーが格段に向上していることは間違いない。

大学入試センター試験から共通学力テストに移行して今年で2年目である。教育課程の変遷があってもかわらない「核となる力」を育てたい。

次回は大学入試を突破するためにどのような問題集や参考書が良いか紹介したい。最後までお読みいただき誠にありがとうございます。



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