【読書メモ】戸部田誠「タモリ学」

タモリが亡くなったら寂しいし悲しいだろうなということを「ブラタモリ」や「タモリ倶楽部」で楽しそうにしているタモリを見て思う。
この感情は、他のテレビタレント(ビートたけしとか明石家さんまとか)に抱くものとは違っていて、この愛着みたいなものはタモリの一体どこに由来しているのだろうと不思議だったが、この本を通して、なんとなくわかったというか、腑に落ちたような気がする。
巻末には「大タモリ年表」があって、これも読んでいて楽しい。年表にはタモリのネタ「中洲産業大学」についての説明があって、そこからなんとなく連想したのはラーメンズのコント「現代片桐概論」だった。大学教授のパロディというか形態模写というか。思えば、ラーメンズの「日本語学校シリーズ」でやっていた「それっぽく」聞こえる外国語は、この本でも紹介されているタモリのハナモゲラをオマージュ?している気もする。ラーメンズ(というか小林賢太郎)はタモリ(のネタ)を意識していたのだろうか。

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