2月に出会った素敵な曲を紹介するだけ
続編の2月版です。好きな音楽について話すのは結構楽しいので、ぜひこれを読んだ人は真似して欲しい。
① バイバイ - DEMO ver. / 礼賛
ラランドのサーヤさんがCRLとしてボーカルを務め、ギターで川谷絵音、ベースで休日課長が参加している豪華バンド。今月で最も聞いた曲なのだが恐らく1年中聞き続ける気がするくらいに歌詞もメロディもいい。
揃えたものの数だけ結ばれた気がしてた
簡単にくっついたんだもの
離れるのも御手のもの
長く借りてたCD 深く入ったヒビ
それなりに素敵な日々 ここで一旦一区切り
バイバイ バイバイ バイバイ
覚えてる限り私何度か
深みにハマった気がしたけど
前よりちょっとは嫌いだよ
韻の踏み方も心地いいし、歌詞をかみしめればかみしめるほどに言葉のセンスにぶん殴られる。「前よりはちょっと嫌いだよ」のところとか最高やん。いきなり嫌いになれるはずもなくて未だに好きな気持ちはあるのだけれどという後ろ髪引かれる思いを端的に表現しきるのはセンスとしか言いようがない。次の曲も出るとしたらめちゃくちゃ楽しみ。
② かみつきたい / カネコアヤノ
カネコアヤノの名アルバム『燦々』の中の1曲。歌詞がとっても好きなんですよね。歌詞と声が上手く調和して、カネコアヤノらしさが全面にでた曲だと思います。
かみつきたい散らかしたい
きみのそういう態度が嫌い
だけど今日は帰らなくちゃ 帰らなくちゃいけない
かみつきたい散らかしたい
安いお酒でキスでもしたい
もうだれも裏切れない 裏切りはいけない
夜街へ出る…
鼻歌をついつい歌ってしまう
「かみつきたい散らかしたい 安いお酒でキスでもしたい」とか2番の「かみつきたい散らかしたい そんなこんなで幸せだよ 自ら不幸にならない なろうとはしないで」とかがパワーワード満載。曲調はゆったりとしていて重たい雰囲気もないのに歌詞で惹き付けられるのはカネコアヤノ自身が持っているパワーのせいかもしれない。
③ おっさん / 岡崎体育
「これぞ岡崎体育！！」らしさ全開の最高の1曲。
歌詞だけ聞くとグサグサと心を刺してくるくらい示唆に富んだものなのに、ポップな曲調によってそれを見事に岡崎体育色に染めている。
変わっていく 時代の人波にはぐれてしまって
自分と向き合う力は衰えた
ズレていく 世間との軋轢が生じてしまって
当たり前のこと解らなくなる前に
くたびれた柔らかいソファの座り心地に囚われて
誰かが鳴らしてるインターホンに気づかないフリして
おっさんおっさん僕はもうおっさんになった
だからこそ更新更新素敵に歳をとりたい
おっさんおっさん明日はもっとおっさん
今を未来を学べる人になりたい
誰しも年老い社会に合わなくなっていく、そんな全ての人が思っている触れたくないことに真正面から切り込んでいるのに説教臭くもなくエンターテインメントに落とし込めているのは岡崎体育にしかできない芸当だと思う。22歳でも1日進むごとにおっさんになっていく。更新更新。更新あるのみ。人生楽しまなきゃもったいないぜという岡崎体育からのエールを正面から受け止めたい。あと純粋に歌うのが上手すぎる。曲に目がいって忘れがちなんだけどね。
④ マルシェ / KICK THE CAN CREW
超名盤を今まで知らなかったんですよね。この前フワちゃんのANNXでCreepy Nutsと一緒に歌ってて即ダウンロードしました。ずっと聴いてられるくらい韻の踏み方が自然でテンション上げたいときに聞いてます。
⑤ ばかになっちゃったのかな / 菅田将暉
菅田将暉のCDデビュー曲のカップリングとして収録されていた曲。こんなところに名曲が潜んでいたとは。どの菅田将暉の曲より好きかも。
ありふれたラブソングに感動しちゃってバカみたい
どうかしてしまったのかな
ありふれたラブソングに感動しちゃってバカじゃない？
って見下してたのにな
紛れもないな これが恋だと思う
情けないけど それが恋だと思う
歌も上手いし、菅田将暉が歌うまっすぐなラブソングはダメージがデカい。まだ結婚していない頃の菅田将暉が歌ってたと思うとよりダメージがデカくなる気がする。やっぱりイケメンが歌うラブソングは正義やな。官軍。
じゃあまた3月に。
おわり