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投資における出口戦略の重要性:持ち株をどのタイミングで売るか?

当たり前ですが、投資家やトレーダーはポジションエントリーしてからの行動として、最終的には反対売買をしなければなりません。(買った場合は売り、売った場合は買い戻す。)
この記事では、自分の投資ルールに則ることの重要性について考察していきます。

CAN-SLIM投資の視点

CAN-SLIM投資では、株式が購入価格からマイナス8%動いた場合には無条件で損切りを行い、プラス20〜25%で利益確定を行うとされています。(購入から2週間以内にプラス20%を超えたら持ち越すなど、利益確定のタイミングは例外もあります。)
このルールは損失を最小化し、利益を最大化するためのものです。

決算至上主義の視点

決算至上主義では、企業の業績に焦点を当て、悪い決算が出るまでは株式を保有するという戦略を取ります。このアプローチでは、短期的な株価の変動に一喜一憂せず、企業の四半期決算に基づいて投資判断を行います。
このルールは良い決算の銘柄を保有し続けることになるので、相場環境によってはテンバガー(10倍)株に出会える可能性もあります。

投資戦略と自己正当化の罠

初心者投資家がよく陥る罠の一つに、短期投資で購入したつもりが、株価の軟調さを理由に「実は長期投資だった」と自分に言い聞かせることがあります。このような自己正当化は、戦略の放棄につながり、大きな損失へと繋がることがあります。
エントリーした後に投資家が取るべき行動は、事前に決めた戦略に基づく行動のみであるべきです。

再現性の強化による利益の最大化

利益の最大化は、その再現性に大きく依存します。再現性の高い戦略を実践することにより、市場の様々な状況下で一貫して利益を上げることが可能になります。自分の設定したルールを遵守することが、この再現性を高める鍵となります。
例えば、CAN-SLIM戦略におけるマイナス8%の損切りとプラス25%の利益確定ルールや、決算至上主義における決算基準の遵守は、長期的に利益を安定させる基盤を築きます。自分自身で設定した明確なルールに従うことは、投資判断を感情ではなく論理に基づかせることを意味します。これにより、市場のノイズに惑わされずに済み、短期的な損失を小さく抑えつつ、長期的な利益を最大化することができます。再現性の高い戦略は、投資家が自身の経験から学び、改善を続けることを可能にし、最終的にはより高度な投資判断へと進化させることができます。
再現性の高い戦略を持つことは、投資家にとって最も強力な武器の一つであり、市場の変動に左右されることなく、自信を持って投資判断を下すことを可能にします。
※ここは各個人に合った戦略があるはずなので、自分で決めたルールを守ることが重要です。

まとめ

投資における成功は、優れた戦略とその戦略に対する厳格な遵守によってもたらされます。エントリーする前に戦略を決め、市場の変動に惑わされることなく、その戦略に忠実であること。これが、不確実性の高い投資の世界で安定した成果を出し続けるための秘訣です。
自分が決めた戦略を遵守することは、長期的な利益を実現することができます。自分に合った戦略を身につけるようにしましょう。


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