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マーケットが調整中に決算の準備

まず最初に現状を把握しておきましょう。
この記事を書いている4/5の13:00現在、米国10年債利回りが4.3%を超えています。一般的に金利の上昇は株式にネガティブと考えられます。ディストリビューションデイも多い状態です。これは機関投資家が株式を売却していることを示唆していて、株式市場が下落しやすい状態であるとされています。
Distribution days 8 on Nasdaq, 7 on S&P 500

これから始まる決算シーズンの準備

4/8の週から銀行決算が始まります。
まず、良い決算についてまとめると
①EPSがコンセンサス予想を上回る
②売上高がコンセンサス予想を上回る
③EPSと売上高のガイダンスがコンセンサス予想を上回る
上記の全てをクリアした銘柄が良い決算となります。
自分が保有している銘柄や注目している銘柄がしっかりと決算をクリアすることができるか確認しましょう。
また、コンセンサス予想は常に変化するため、最新のものを基準にしましょう。

銀行決算では下記2点に特に注目しましょう。
①預金金利(銀行が預金者に対して払う利子)が上昇していないか?
②貸付の焦付きが増加していないか?
銀行としては預金金利が低い状態ならば、
低い金利で預金を集める→短期市場にその資金を回す
今は政策金利が高いため、この運用で金利差収益を得ることができます。
また、焦付きが少なければ、銀行の貸し渋りなども増えにくく、経済全体の金回りが良くなると考えることができます。

EPSと売上高が急上昇している銘柄を探す

前年同期比でEPSが大きく上昇している銘柄を探しましょう。特に当期EPSが急増、加速的に上昇している銘柄を探しましょう。

NVDAのEPSと売上高の推移
Apr-22からJan-24のデータ

NVDAはJul-23からEPSと売上高が急増し、加速的に伸びていることがわかります。それをきっかけに株価は伸び続けていました。
決算発表シーズンでは、このように大きな上昇をしている銘柄を探し出しましょう。

まとめ

マーケットの調子が悪い時はどんな銘柄でも下落します。しかし、調整が終了した時には、良い決算を出した企業が先導株となり大きな上昇をすることが多いです。良い決算の銘柄を探し出し、マーケットを先導するような銘柄に投資できるようにしましょう!

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