20歳の独立日記〜免許合宿編〜10日目

9月20日(木曜日)

ついに迎えた卒業検定。合格すれば、合宿所とはオサラバ。不合格なら地下労働施設に送り込まれ、死ぬまで働かされる訳ではない、が、かなりへこむだろう。

2週間がこんなに長いとは知らなかったし、初対面でこんなに仲良くなれるの?って思えるくらいの友達ができた。ちなみに彼は、銀杏BOYZの峯田に似てる。

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相撲を見たり、トランプをしたり、エッチな絵を描いたり、バカみたいに笑ったり、大学生みたいな生活を送った。ただ楽しい2週間じゃない。退屈な授業を、一緒に受けるところに大学生っぽさを感じた。

「学生とは退屈なことである」

これは僕が考えた格言だが、夏目漱石が言ったと誰かに言えば信じると思う。では社会人とは何か。忙しいことである。

話がそれたから戻すと、今日は普通車免許の卒業検定。結果は合格。僕は長い戦いに勝利した。

多分もう、食堂のカレーを食べることは無いだろうし、教官が隣に座ってヤイヤイ言われることも無いだろう。そして、もう、合宿なんてないと思う。

バスに乗って駅へと向かう。

来る前と今で変わったことは何だろう。多分あんまり変わらない。けれど、僕にとっては大きくて、今までできなかったことが、できるんだぞ!と少しだけ胸を張って歩いた。

家に帰れば、シェアハウスの住人が迎えてくれた。「ただいま!」。

やっぱり家が最高。Wi-Fiあるもんね。


20歳の独立日記〜免許合宿編〜完

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