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ハンドボールの明日。

コロナの影響で多くのスポーツ大会が中止を余儀なくされ、スポーツ界も重苦しい雰囲気に包まれています。

そんな中、asicsのプロジェクトで
#応援したいスポーツ
という企画がありましたので、一つ投稿させていただきます。

僕がハンドボールに出会ったのは高校のとき。
始めたのが遅いようにも思えますが、日本ではまだまだマイナースポーツなため
高校から始める人が多いんです。
もちろんハンドボールが盛んな地域では小学生や中学生からクラブチームや部活でプレイする環境はあります。

ハンドボール競技人口(令和元年)
中学(男女)27,678人 日本中学校体育連盟
高校(男女)42,633人 全国高等学校体育連盟

僕が入部を決めたきっかけは
「チームスポーツがしたい!!」
っていうだけだったんですけど、どっぷりハマってしまいました。
そこから高校3年間はプレイヤーとしてプレイして、
大学では学生トレーナーとして4年間携わらせていただきました。
なんで学生トレーナーを目指したかは後ほど、、、

ハンドボールは 投・跳・走 全身を使わなければいけない、
非常にタフなスポーツなんです。
そして漢字で書くと
「送球」
なんです!皆さん知ってましたか?
ボールをパスで送っていくというハンドボールの真髄が表現されている良い表記だと思います。(誰やねん!)

次にハンドボールの魅力を紹介したいと思います。
ハンドボールの魅力はやはりスピード、ダイナミック、パフォーマンス!

1つ目はスピード!
前後半それぞれ30分の試合の中で、攻防が目まぐるしく展開されます。
1分間のうちに守備と攻撃の機会がだいたい1回ずつはやってきます。
攻撃に転じてから3秒ほどで点をとることもできるスピード感というのはハンドボールならでは!

次にダイナミックさ!
体と体がぶつかり合うラグビーのような迫力、
そして宮崎大輔選手をイメージしていただきたいのですが、
空中で止まっているかのような跳躍からの100km/hを超えることもあるスピードのシュートが放たれます。こんなシュートを会場で見ていたら圧巻ですよ!!

宮崎選手のインスタグラムより

そしてパフォーマンス!
実は、ハンドボールのシュートにはいくつも種類があります。
例えば、9mぐらいの距離からのロングシュートや
キーパーの頭上にふわりと浮かせるループシュート
そして味方が投げたボールを空中でキャッチし、そのままシュートするスカイプレー!(これはシュートというよりかは、プレーなのかな。)イメージ的にはバレーボールのバックアタックのような感じ。
様々なシュートやプレーで観客を盛り上げてくれます!
選手との距離も近いため、選手の雄叫びや息遣いを身近に感じられ、臨場感を感じられるのも魅力かもしれません!

ここまでは競技紹介のようになってしまいましたね。
では、学生トレーナーを目指したきっかけについてお話ししたいと思います。

トレーナーを目指す方の多くが似た理由だと思うのですが、
「怪我」

高校2年生の時に左膝の半月板を損傷し、3年生になる直前ぐらいに右膝の半月板の損傷と右膝の前十字靭帯を断裂しました。上の写真の5番が僕ですが、右膝があらぬ方向に曲がっています。この時は靭帯が断裂している状態でプレーしていたので膝崩れですね。ハンドボールは非常に怪我が多いスポーツなので哀れむ必要などないのですが、ただひたすらに悔しかったですね。重要な時期にまともにプレーできず、最後の試合も出られなかったので。でも、その経験があったからこそ最高の大学生活を過ごすことができたと思います。

①自分の怪我の原因を知りたい
②同じ思いをするような選手を減らしたい
③大学トップレベルの選手のサポートがしたい

この3つがトレーナーを目指した理由ですね。

僕の高校時代のハンドボールの顧問の先生であり、恩人。
僕が大学生の時にお亡くなりになったのですが、
その先生が送ってくれた言葉
「人間万事塞翁が馬」
簡単に言うと、人生の幸不幸は予測できないものだということ。
怪我をしたが、その結果良い方向に進んだ。というような。
23年間生きてきてまさにその通りだな。と思うことが多々あります。
目の前の出来事に一喜一憂せずに、この言葉を今後も大切にしていきます。

「ハンドボールの未来は明るい」
まだまだマイナースポーツ、、、という時代はもう終わります!きっと!
延期にはなってしまいましたが、東京オリンピックに男子は32年ぶり、女子は44年ぶりの出場!!や、それに伴うメディアへの露出も増えてきました。
そして、東京をホームとするチームの参入!
最近では東京ヴェルディがハンドボールチームの創設を発表し話題になってますね!
ここ数年でハンドボールの認知度がうなぎ登りに高まっていくことを願ってます。

しかし、一過性のものではまた衰退してしまいますよね。
指導者の教育や、育成年代のサポート環境の整備、生涯にわたって関わることのできる環境づくりなど、課題もまだまだあると思います。

大好きなハンドボールに生涯にわたって何かしらの形で携わり、貢献し、少しでも恩返しをしていきたいと思います。

ハンドボールを応援します!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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