下町芸人物語~敗北の味~

“味”

生きていく上で感じ取る物の1つ。

人生は様々な味がある。

基本は味覚。

美味い飯の味。

好きな人が作ってくれた味。

母ちゃんが作ってくれた味。


“味は忘れちゃいけない”

思い出すと感情が溢れてくるから。

味は人間にとって大事なもの。

味は味でもまた違う忘れてはいけないもの。

“敗北の味”

これは辛いとか苦いとか甘いとかじゃない。

全身で感じる

敗北の味。

これも絶対に忘れてはいけない。

この味を感じる事によって

人は強くなろうとするからだ。

木曜日のネクストステージとゆうライブ。

まさにその味を痛感した。

猛烈に痺れた。

痺れに痺れた。

山椒一気。

大袈裟だが痺れた。

誠也と少し気温が下がった街を途方もなく歩く。


「やあーーーーーーー」と


語彙力が空っぽになったように。。


完全に食らった。


この時間は2時間以上続いた。


地獄のような味。


食えたもんじゃない。


これから芸人をやっていく上で


またこれを味わう日が来るかもしれない。


なんならこれの倍以上の苦しみを与えられるかもしれない。


ただ俺らみたいなものでも


“勝利の味も知っている”


これが食いたくてしょうがない。


マジで美味いから。


泥みたいな飯を食おうが


俺らはもっと美味いものを味わいたい。


欲望の塊。


貪欲。


勝利の味をむしゃぶりたい。


カブトムシのようにちゅーちゅー吸いたいのだ


勝利の味は頑張った分美味い。

日常生活でも頑張って働いたからこそ
美味い飯を食うと幸せになれる。


頑張った分。美味い。


だからそのために頑張る。努力する。


美味い飯を食いたい。


涙が出るくらいの悔しい味を噛み締めようが


涙が出るくらいの喜びの味を噛み締めたい。


俺らはまさにその途中だ。


今回の敗北の味がちょうど今。


俺たちを強くしようとしてくれる。



“売れる”って言葉を何度も吐き捨ててきたが


捨ててるわけじゃない。


全部伏線。


必ず回収する。


ワンピースも20年以上かけて回収している。


そこまでみんなを待たせる訳もいかないから


さすがに巻く。


人生最高の味を噛み締めていく。


その味をみんなにも共有できるように


頑張ります。


俺たちはコック。


みんなにも苦い飯与えるけど


必ず


「うんんめぇえええええええ‼︎‼︎」って言わす


今回の敗北の味がそうせてくれている。


これを忘れてはいけないな。


今日のライブ終わりに
誠也と少し飲んでこの様な気持ちになった。


まだまだいける。ってね。


今日は楽しかった。


あ、もう一つ。

忘れられないもの。


誠也のゲップの匂い臭かったな。


昼餃子食ってたからか。


この匂いも忘れないでおこう。



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