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部屋の状態は、心の状態

私は昔から、身の回りの整理整頓がとても苦手だ。

脱いだ服がベッドの上に山積みになっていたり、机の上には物が散らかっていて、お菓子のゴミが放ってあったり。ちょっと気を抜くと、そんなはちゃめちゃな部屋になってしまう。そして、居ても立っても居られないくらい、汚くなった部屋をみて冷静になったとき、やっと、掃除をする気になる。

今の私の部屋の状態は、笑えないくらい悲惨な状態だ。その影響か、最近生活に対しての覇気がなくなってきているように感じる。なんとなく気だるい、そんな日々が続いているのだ。

「部屋の状態は、自分の心の状態を作り出す。」

部屋が綺麗なときは、仕事で朝早く起きる日もシャキッと目が覚めて、てきぱきと準備ができる。

部屋が綺麗なときは、仕事から帰ってきたときも、整った部屋を見て、とても心が落ち着く。自分の生活をもっと丁寧なものにしたい、そう思って自炊したりする。ちょっと温かい紅茶でも飲んで一息つこう、とも思える。

部屋が綺麗なときは、なんとなく、駅の花屋さんで小さな花束を買って、部屋に飾りたくなる。

部屋が綺麗なときは、部屋の机に向かうと、部屋の中の、自分を取り巻く空間が広く感じられて、自分の好きなことに対して、集中して、意識を向けられる。

「部屋が綺麗」というだけで、生活のすべてが落ち着いたものになる。私は心の底からそう思う。

掃除をした後の、格別な爽快感を何度も味わっているし、掃除をした直後の何日間かは、丁寧に生活ができていたからだ。

部屋が綺麗な状態のほうが、精神が健康的で、穏やかな楽しい生活を送ることができると知っているのに、部屋を綺麗に保つことができない。数日経てば、また悲惨な状態に戻ってしまう。いつもその繰り返し。

というかそもそも、「綺麗な状態を保とう」と努力したことがなかったことに気が付いた。

「保つこと」「続けること」は、とても難しいこと。地道に、試行錯誤を重ねて、自分のやりやすい方法ってなんだろう?を探っていって、ようやく、自分にぴったりの方法が見つかるのだろう。

私に今一番必要なのは、「充実した日々を送ること」というより、「部屋を綺麗に保つ方法」を探っていくことなのかもしれない。

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