哲学について触れてみる②

週1回の更新を頑張ろうと思っていましたが、本を読んでいると一冊を一度のnoteでは伝えきれず、複数回に分けた方が良いだろうということで不定期で(最低週1回)で更新していきます。



前回、イドラについて要約しましたが今回はその本の続きになります。タイトルの通り相手の立場になって物事を考えてみようということです。

<高校倫理の古典で学ぶ>

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自分以外の人と意見が割れた時や、相手と話し合いをする時にどのように行いますか。僕は一度相手の意見を聞き、相手の解釈を理解した上で自分の意見も述べようと意識しています。けれど、人によっては高圧的な態度を取ったり、面倒だから相手のいうままにしておこうとか考える人もいます。自分の立場上意見を言いにくいって人もいるかもしれませんね。

哲学者ホパーはこう言った人間同士の口論は、人間である以上なくならない物であると述べています。一方で、お互いが歩み寄れるよう、考えて行動しなければならないと記している。何故そうするのか。


それは相手にしかない世界観があるからです。相手に見えている世界は自分には見えていないし、ましてや自分の世界観が相手に全て伝わっている訳ではありませんよね。集合社会でも言えることで、外(ある集団のなかに属していない人)から来た人はそのローカルルール(会社や文化の暗黙の了解になっているような基準や自分たちのグループで取り決められたルール)は分からないことは当たり前です。だから、内側の人はルールを押し付けるのもよくないし、外から来た側はそう言ったルールを理解するよう努めなければならない。その間に生じるギャップは、お互いに折り合いをつけて解決しよう。という物です。


話し合いには解決策を求めなくていいともホパーは述べている。それは、一度で解決できるものばかりではないからです。お互いが物事を批評した時に大事なことは、それを検証すること。批評→検証を繰り返して、着地点を見出していくことが大切である。それが批評の重要なポイントである。お互いが意見を出し合い、理解し合うことで、自分には見えなかった世界観が見えてくるのです。けど、日常生活でこう言うことをするのは難しいですよね。有名人の経験や言葉ってすごく心に刺さったりしますが、日々の生活って味気ないものになりがちだなって思ったり。そう言う方はぜひ、身近な相手の立場に立って、『この人って普段こう言うこと考えるんだ』とか『苦手な相手だけどたまには仕事の悩み聞いてもらおうかな』とか考えてみてもいいかもしれません。そう言う時にいい発見があったりしますからね。そう言う体験ってAHA体験と言うらしいです。(先月脳関連の本を読んだ時に述べられていました。)


今回も読んでいただいてありがとうございました。


イイネがどんどん増えていきやりがいを感じています。少しずつ頑張っていきます。

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