固定資産の減損(減損会計)に係る基礎理論

固定資産の減損(減損会計)は、簿記1級はもちろん、公認会計士試験や税理士試験においてもよく出題される論点の一つです。

したがって、まずは減損会計の計算をしっかりと押さえ、その上でより理解を深めるために理論を押さえることが大切です。


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最初に、減損会計の考え方の基礎を押さえていきましょう。具体的には、減損処理は①どのような状況下で行われる処理なのか、②どのような特徴を有しているのかを見ていきます。

①減損処理は、資産の収益計の低下により投資額の回収が見込めなくなった状況下において行われる処理です。

②減損処理は、固定資産の回収可能性を反映させ、将来に損失を繰り延べないために行われる処理であり、取得原価基準の下で行われる帳簿価額の臨時的な減額という特徴を有しています。

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