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アニメ好きの私が、25年の時を経て、出会った『エヴァンゲリオン』



自己紹介後、初の本格的な投稿となります。
どれから何から書いていこうかと迷いましたが
最近出会えた素敵な物語について

熱い想いの記憶が鮮明なうちに
綴っておきたいと思いました。


【"エヴァ"との出会い】

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2021年7月21日水曜日
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』
EVANGELION:3.0+1.01
終映


出会いは、とても僅かな差だった
あと少し、出会うのが遅ければ
私はこの作品と交わることは
この先もなかったかもしれない


庵野秀明総監督の想いが
散りばめられている
この土地に暮らして20年

街のあらゆるところに
監督の欠片が光っていたはずなのに
そのことに気付かないまま
この20年を生きてきた

なぜ出会えなかったんだろう

これまで
何度も何度も名前は聞いていた
主題歌も何度も耳にしていた
だけど、交差することがなかった


アニメが大好きで大好きで
どうしようもないくらいの私なのに
それでも噛み合うことのないまま
すれ違ってゆく作品は
きっと星の数ほどあるんだろうな


今回も、些細なタイミング
違っていたら
出会えなかったよ
これはきっと
出会うべくして出会えた作品なんだと
私は思っている



【映画館に吸い寄せられる理由】

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2021年3月8日月曜日

延期を乗り越え、ようやく迎えた公開日
実はこの延期に関しても
もし予定通り公開されていたなら
私はまだ出会えていないタイミングだった


と、いうのも
私が、"エヴァンゲリオン"
という作品に触れたのは
2021年2月末の、とある日

その時点で、今、まさに完結に向けて
爆上げ状態と知り、とにかく夢中で
これまでのお話を片っ端から観まくった

観れば観るほど、わからなくなる世界
SNSで見かけた言葉通り
理解しようとはせず
ただひたすらに感じた


そうして
公開日翌日の3月9日火曜日
1回目の鑑賞
その時は、ただただ、圧倒され
心ここに在らずで帰宅したと記憶している


それから3か月後の
6月12日土曜日
この日より新バージョン
『EVANGELION:3.0+1.01』版が上映

もちろん、観に行った
6月22日火曜日
2回目の鑑賞


それから一週間後の6月29日火曜日
同日、3回目・4回目の鑑賞


映画を観に行くにあたり
同じ作品を鑑賞することは
これまで最高でも、2回が最大限だった

今回のように、同じ作品を
2回以上一人で観たことは
人生で初めての経験だった


どうしてここまで、私は
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』
に取り憑かれてしまったのだろう


正直な感想を述べると
これまでの新劇場版:序・破・Q
どう頑張っても
2回目を劇場で観ることは難しかったと思われる

この度、"終劇"だったからこそ


こんな短期間で
身体に叩き込んだ知識の私でさえ
言葉にならない気持ちになるのだから
26年も前からファンで在り続けた方々の想い
(想い、と言う言葉でまとめるのも落ち着かないが
上手く言葉が出てこない)


"四半世紀の関係に
ケリをつけに行ってきます"

"これで本当に終わりなんだ・・・
ちゃんと卒業してきます"


たくさんの声を耳にした
皆さん、例えようのない感情をそれぞれの胸に抱き
壮大な歴史の終幕を見守っていた


とても不思議な感情に包まれた
観れば観るほど、活力が湧く
前を向いて歩き出そうと思える
そんな印象が残る物語だった



【私と"エヴァ"の関係】

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私と"エヴァ"の関係を例えるなら

卒業間近なタイミングで
とある高校へ編入した

卒業まであと少し
だけど、すごく素敵なスクールライフ
みんなと過ごした時間は
ほとんどなかったけれど
一瞬でもいいから、同じ時を共有し
思い出を作りたい

みんなと同じ想いについていくことは
なかなか困難だった、でも
「感じればいいんだよ」
そんな校風を掲げているあたたかい空気


終映してしまうけど
このタイトルには :|| が付いている
エヴァを愛した、一人一人の中で
トワに繰り返される
そんな物語なんだと解釈しています


これまで数年かかって集めた
シネマポイント券
7枚集めると、一つの作品が無料で観られる
その券が7枚、手元にある
迷わず、7月21日水曜日
5回目の鑑賞
→映画館へ行くと、この劇場では
"上映延期"とありました
まだ続くようです

だけど、公式の終映にあわせて
今日が私にとっての、劇場ラスト

そして、めっちゃたくさんの人でした
公開初日?ってくらい
ソーシャルディスタンスを守り
エンドロールの終わりまで
誰も席を立たない


来月、8月13日金曜日から
日本でもアマプラで配信決定
だけど、何度だって
映画館で観たいと思えた
同じように感じた方
きっとたくさんいらっしゃっただろうな・・・


そしてこれは、私の場合
単純に自分の想いや気持ちだけで
達成出来たわけではない

ちょうど、仕事を辞めているタイミング
息子が高校に行かなくなり
学校や塾の送迎がお休みのタイミング
夫さんは、お仕事終わるのが遅いので
いろいろなんとかなる


これまでのように
仕事・家のこと・息子のこと
同時進行だったなら
「シン・エヴァ、5回劇場に観に行く」
というミッションは果たせなかっただろう


全ての運命の歯車が噛み合い
奇跡が起きた
そんなふうに私は思う

歴史的瞬間に立ち会えたこと
心から感謝。

「私があなたと知り合えたことを
私があなたを愛してたことを」

『VOYAGER~日付のない墓標』より


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