太陽がギラギラしていたから
アルベール・カミュ「異邦人」の1節。
出会いは高校生のとき、
手軽に読める文学を探していたら、薄くてちょうどよいのが二冊あった。
カフカの変身と、カミュの異邦人
二人からは不条理に対する構え方を学んだ。
知らないふりをしたり、何かで発散したりする逃避ではなく、たとえ負けたとしても、ボロボロになったとしても、抗い続けるんだというメッセージを受け取った。
私の自分の生き方に、とても影響を与えた2人だ。
コロナが流行って、カミュのペストが書店の目立つとこにどっさりおいてあった。
なんだか嬉しく感じたと同時に、びっくりした。
カラマーゾフの兄弟がドラマ化したとき、よりも、インパクトを感じた。
多分、帯が仰々しくなかったからだと思う。ふつーの、ありのままのペストが、ただ積み重なっていた(笑)
文学は、悩める個人の魂に寄り添い、支え、世界の見方、関わり方のヒントを与えてくれるものだから。
今が楽しくして仕方がない人、悩みが吹き飛ぶほど、毎日が充実している人たちの、目にはとまらないかもしれない。それは読書好きの人にしたってそうだと思う。(勝手に思ってる)
それでいい!ただ、強く願うことは、今一番、それを必要としている人の元に、届きますように。巡り会えますように。
これだけ。
(^_^)/~
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