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心の中に避難所を!!

幸せになりたいなら幸せになろうとしてはいけない No44 観察する自己に繋がる

 おはようございます。

 昔、ジョディフォスター主演の「パニックルーム」という映画がありました。それで、欧米の富裕層家庭にはパニックルームというシェルターがあるということを知りました。シェルターの中には、少しが間暮らせるだけの食料と外の様子が見えるモニターのようなものがあったと記憶しています。今日は、そんな安心シェルターを心の中に作ろうというお話。

観察する自己に繋がるには?

 観察する自己とは、「わたし」構成する、三つの要素の一つ(あと二つは、思考する自己肉体)。他の二つと違い、生来から不変に存在し続けるものとされます。役割は、そういった思考や肉体の変化や様子を常に観察するだけの存在。判断せず、価値づけず、ただただ観察する存在。

 思考する自己に支配され、心配や不安、ひいては、悲劇の物語の主人公になってしまう私たちを救い出す道しるべとして存在する観察する自己にどうやって繋がれば良いのか。それを本書では教えてくれます。

観察する自己に繋がるエクササイズ

1.30秒間目を閉じ、思考を観察する。それがどこに位置しているのか見てみる。上?前?内部?ビジュアルはどうなっているか。絵?言葉?音?(思考が消えたら、何もない空間を観察)そして、観察しながら、観察している自分を自覚する。
2.30秒間目を閉じ、呼吸を観察する。呼吸が出たり入ったりするのに注意を向けながら、自分がそれを観察していることを自覚する。
3.30秒間目を閉じ、体を観察する。頭からつま先までスキャン。そして、そうしている自分を自覚する。

 これだけ、なのだそうです。1分半で繋がれる。しかし…
 
 筆者は、観察する自己の心理の空間に入り込むのは難しく、すぐに思考する自己がコメントし物語り始め、観察する自己が消え失せたかのように見える、と言います。

 ただ、選べるのだと。思考する自己に囚われてそのまま一生いくか、囚われたことに気づいて一歩下がり、観察する自己に繋がり、物語を観察し、その呪縛から自由になるか。

 どちらを選びますか?

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