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運と意志が未来を切り拓く

こんにちは。今回のトピックスは、
ナイジェリアで経営しているイガンムFCからです。

先日、イガンムFCの15歳のGK(195cm!!)、月曜生まれのMonday選手の入学許可書を京都の福知山成美高校の校長に頂きました。
(できるだけ早く来日できるといいなぁ)

自分で経営をしておいて、まだ環境整備ができていない恥ずかしさもあるのですが、ナイジェリアで育成するには、指導者不足、練習環境、生活環境全てにおいて中々厳しい状況があります。

そんな中で、(サッカーだけでなく)彼は人生を大きく変えるかもしれないチャンスを掴んだことになります。

今回はTwitter留学でした。

この時は共同オーナーのバヨから16歳で192cmと聞いて、ビデオみて、すぐにツイートしましたが、あとから聞いたらまだ15歳195cmということでした。この辺の情報精度の不一致はよく起こるので、ちゃんと詳細確認が必要です。
(写真の右は15歳ではありません笑)

このツイートしてすぐに

「興味があります。」

と面識のなかった福知山成美の足立先生に連絡を頂き、やり取りをして5日ほどで意思決定を頂きました。
失礼ながら学校はすごくスピードが遅いイメージがあったので、瞬発力と意志決定力に本当に驚きました。

このMondayですが、元々はカメルーン国境のクロスリバー州という田舎に住んでいました。

多くのナイジェリア人と同様、貧しい家庭で将来なんとかサッカーで家族や親せきを幸せにしたい、という想いがありました。

しかし、先進国と違い、ポテンシャルのある選手をすくいあげるシステムはナイジェリアは充実していないため、可能性のある選手でも誰にも知られずに埋もれていくという現状があります。

彼も同様です。田舎ではなかなかスカウトの目が届きにくいということで、親戚をたどってラゴスの郊外に住みこみました。
(お父さんが目に障害を持っているので決断は悩んだことでしょう)

そして、そのタイミングでたまたまイガンムFCのトライアウトが開催されて、
それを受けて合格。トップチームでレギュラーを掴み、
最近、クラブで導入したAIの編集ビデオがあることで僕にビデオが送られて、上記のツイートをしたら、留学が決まったという経緯でした。

彼は運がよかった。けれど、それを掴む意志の強さがありました。
その2つが重なって未来を創るチャンスを掴んだんだと思います。

自分なら15歳で彼のような意思決定や行動に移すことができただろうか?


運そのものはコントロールできないから、確率を上げるために意思決定をする、行動に移し、やり続ける、ことの重要性を彼から学びました。(でも、運も重要な要素であることには変わりはない)

これから、彼が活躍して将来サッカー選手として大成するかどうかはまだまだ分かりませんが、ぜひ暖かく応援してあげてください!

追記:
彼は2005年10月1日生まれで念のため曜日を調べたら月曜じゃなかった(笑)

年齢詐称と多いアフリカなので、慌てて、バヨに本当に大丈夫?と聞いたら、
Mondayは必ずしも生まれた曜日という訳ではなく、何かしらの記念日でつけられたりすることも多いようです(途中で名前が変わることもあるみたい笑)

ちなみにナイジェリアではSunday,Monday,Fridayという名前は比較的多いみたいです笑。


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