「嫌われても断行」の素晴らしさ~カンボジアは20年前のJリーグ発足の再来~
カンボジアリーグにCEOに斎藤さんがやってきて、大改革。
※カンボジアの名誉のために補足すると、カンボジアはアマチュアリーグとありますが、全選手・全スタッフサッカーのみで食べてるプロリーグではあります(メンタリティは置いといて)
2022年カンボジア1部リーグは8クラブとなりました。(2021年は13クラブでクラブライセンスに満たなかった5クラブは2部リーグに降格)
私が汲み取っている意図としては、
本気で経営しているクラブに絞り、質を高くして、観ていて面白い試合や試合外でも話題を作ってワクワクするリーグを創っていく、と捉えています。
1993年に10クラブで始まり、熱狂を生んだJリーグのように。
(あの頃、千葉県出身の僕はJEFファンだったなぁ)
実際に昨シーズンは上位と下位のクラブは野球のようなスコアが散見され、
試合に対する期待感が薄れます。それよりは上位同士の拮抗した試合数を増やした方が良い、ということだと思います。
そうすることで、リーグスポンサーへの訴求度やTVやネット放送の視聴率も上がり、リーグの収益が増えてしっかりと経営しているクラブへの配分傾斜もあがってくる(はず!)。それによって再投資をしてもっと盛り上げるということだと思います。
よくいう選択と集中の話ですが、
日本でも生産性の低い会社が色々な助成や補助金などで生き残ることによって、日本全体の生産性が低くなってしまっている現状があります。
(実際に大企業と中小企業の生産性は2倍くらい差があります。もちろんスペシャリティのある小規模の企業も沢山ありますが)
しかし、これを断行するリーダーというのは嫌われます。
だから日本ではやらない。そうすると全体で沈んでいってしまうんじゃないか、と思っちゃう。
実際にこの断行はかなり急(通知から2か月で決定)で、既にタイガーはGM篠田と現地責任者の木米の努力があり、クラブライセンスを持っていたけれど、僕でさえ降格クラブは気の毒だなぁ、と思いました。(実際は1年くらい猶予上げてもよいかなぁ、と思ったり笑)
カンボジアではこの話はこれまでも毎年あり、
「ダメだぞ、ダメだぞ、絶対ダメだぞ!」といいつつ、なんとなく、なぁなぁでOKになってしまう文化がある。ダチョウ倶楽部かっ。
しかし、今回は本当にダメだった。斎藤さんはダチョウ倶楽部じゃなくて、ご自身が宣言していた通り、カンボジアの川淵さんだった。
もちろん、斎藤さんはカンボジアの一部のクラブからめっちゃくちゃ嫌われています笑。だから、偉い!覚悟がある。
変革は、バカモノ、ヨソモノ、なんとかってよく言いますよね。
ヨソモノだと嫌われることのデメリットって少ないんですよね。
ただ、基準をあげるということは運営コストもあがるということで、
ここはリーグとクラブで一緒に収益を向上させることをしない限り長続きしない。
ただ、サッカー界は世界的にブッキングやトークン、NFT、収益化方法が生まれ始めてきて、規制と緩和を繰り返しながらどんどんクラブの価値はあがっていくだろう。
タイガーもフィナンシェからクラブトークン出していて、すでに初値の20倍になってます。応援しながら儲かるcheer to earnを目指してるのでタイガートークンチェックしてね(密かに宣伝)
僕達もどんどん挑戦していこう。
今年は虎年、tiger year !
カンボジア新リーグ、初代チャンピオンになるぞ!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?