THE SECONDの季節〜2024生放送に向けて〜
5月18日(土)19時から生放送が決定
公式発表の通り、今年も4時間10分の生放送が決まりました。
いよいよ本番まであと10日を切りました。
怖いですね〜。
去年もそうでしたが、この時期は最終確認が始まっております。
テロップはこれでOKですか?
CG修正したので見てください
事前番組の仮編集あがったので見てもらう時間ありますか?
観覧のお客さんに当選メールを送りますので内訳を確認してください
漫才の内容に関して営業とスポンサーのOKでましたか?
優勝賞金のパネルの大きさ これでどうでしょう?
もう一回、尺の計算あってるか確認しますか?
MCの打ち合わせこれが最後であとは当日です
ここのスタッフ足りませんけどどうします?
優勝者の記者会見の段取りなんですけど・・・
打ち上げってどうします?
などなど、レギュラー放送の仕事をしながら
いろんなことを潰していってる最中です。
この忙しさもあと10日で終わるんですけどね。
放送尺が短くなる危機
実は3月ぐらいまで放送時間がどうなるか決まってませんでした。
去年はシステムトラブルや不測の事態も想定していたのと、
初めての大会だったこともあり少し余裕をもたせた進行で放送しました。
しかしそのせいもあって「4時間10分は間伸びしていたのでは?」という声が内外からあったそうです。
「3時間の可能性も考えておいて」と言われたときは
「優勝者発表がOAに入らなかったとしても、誰も怒らないならどうぞ」
と子供の喧嘩みたいなことを言っていました。
とはいえ、こちらもプロですから言われた尺でやらないといけません。
「4時間10分バージョン」「3時間30分バージョン」「3時間バージョン」さまざまな尺のシミュレーションを考えましたが
流石に4時間10分だった番組を3時間にすることはかなり難しいです。
出番前のVTRはコンビ名だけにして10秒ぐらいで・・・
審査員のコメントも極力削って・・・
合間のトークも無しですぐ得点発表して・・・
解説席のコメントもあんまり振れないかもしれん・・・
優勝者発表したら賞金パネル渡して一言で終わり・・・
削っても削っても尺に収まる気配がありません。
しかも、どこかでシステムトラブルや出演者にトラブルが起きた場合
リカバリーは不可能。確実に放送に支障をきたすことになります。
「もう漫才の尺を今年は5分にしなきゃ入らないな」
選考会をすでに6分でやっているのにレギュレーションを変えるという
一番最悪のことを議論をし始めたときに
4時間10分に放送尺が決まったという情報が入ってきました。
3時間になっていたらと思うと、今でもゾッとします。
「4時間10分は長すぎるだろ。3時間でいいよ」
という視聴者の声があるのは当然あるでしょう。体感ですし。
実際に他の賞レースは2時間半〜3時間半ぐらいでやってますし。
ただ運営する側からすると、その声はマジで迷惑してます(笑)。
だって実際に6分の漫才をベースに尺を考えたら絶対に入らないですから。
(これは去年描いたnoteでも言及したかとおもいます)
だから、「4時間10分ないとダメだ!」勢の声が
もっと大きくなるべきなんじゃないかと僕は思ってます。
いいところはもっと声を大に
「去年のザセカンドがとても良かった」という声を
この一年でたくさんいただきました。
ただ、声がちっさい!
もっと「4時間10分だったからよかった」と声を大にして
言ってほしい!
「3時間にしろ勢はアホ!」
「4時間は長いって言ってるやつはショート動画だけ見とけ」
これぐらい大きな声で言っていただきたい。
あ、僕はそんなこと思ってないです。
兎にも角にも、4時間10分に今年も決まりましたので
今回は「3時間にしろ勢」に間延びしてると思われないように
尺をいろんなところで調整できるように構えておこうと思っています。
それが上手くいなかったらその批判と放送時間短縮を甘んじて受け入れるしかないですね・・・。
HGMに有田さん SSに博多華丸・大吉さん
このタイトルなんのこっちゃわからないと思いますが、
ハイパーゼネラルマネージャーにくりぃむしちゅー有田哲平さん
スペシャルサポーターに博多華丸・大吉さんに就任していただきました。
アンバサダーの松本さんが活動休止ということになり
とはいえ漫才をプロの目線で見て感想だけでもお願いしたいということで
今年の始めから動いていました。
このプロの目線の必要性は去年のnoteで書いた通りです。
審査員が一般観客であるからこそ、プロはどう見たかも聞いてみたいところである。
そして、16年以上の漫才師にとって一線で活躍している方に漫才を評価してもらうことも一つの誉である。
主にこの2つを果たしてくれる御三方だと思っています。
有田さん
各媒体のインタビューでもお答えしたのですが
有田さんにお願いした理由はたくさんあります。
その中でとても大きかった一つとして、松本さんがM-1の審査員をやらなかった年に有田さんと一緒にテレビで見ていたという話を、松本さんの口から聞いたことがあったからです。
松本さんがM-1の審査員をされなかったのは数回しかありませんが、その時に一緒に見ていたというのは何か特別なものを感じずにはいられませんでした。
というわけで、僕は有田さんと全く面識がなかったのですが、プロデューサーの石川さんに繋いでもらい、想いを伝えさせていただきました。
華丸・大吉さん
松本さんの代役を有田さん1人だけに背負わせるのはちょっと違うなと思っていたのと、現役バリバリで寄席で漫才をされているベテラン漫才師の方にコメントをお願いしたい。という希望が僕の中にあり、すぐに頭に浮かんだのが華丸大吉さんでした。
この時には、「華大どんたく」というとんでもないイベントが福岡で開催されるというのも聞いていましたし、何よりフジテレビの賞レース「THE MANZAI」でセカンドチャンスを掴んだ方というのも運命を感じずにいられませんでした。
有田さん同様、お二人もこのオファーを受けるのに相当悩まれたと聞いていますが、最終的に承諾をいただけて本当にありがたいなと思いました。
「奇跡のキャスティング」
テレビ業界に20年いますが、正直に言うと第一キャスティング(つまり最初に会議などで挙がったキャスティング)がそのまま通ることってあまりなかったりします。
スケジュールが合わなかったり、裏被りがあったり、単純に断られたり・・・。
その中で、第二候補、第三候補と当たって行って最終決定が出ることがほとんどです。
でも、制作としては「実は第一候補よりこの人の方が結果として良かったよな」「冷静に考えたらこの人の方が趣旨には合ってたよな」なんて納得させながら本番に挑んでたりします。
(結果、本当にこっちで良かった!と思うこともしばしばです)
僕とプロデューサーの石川さんは今回の3人が受けてくださったことを「奇跡のキャスティング」と言っていますが、この御三方に「オファーを受けて本当に良かった」と言ってもらえることが最大の恩返しだと思っています。
ここからTHE SECOND ウィーク
あと10日ということで、いよいよ番宣番組もスタートしました。
忙しすぎて、僕も番宣番組を見逃しましたがTVerって助かりますよね。
ザ・ぼんち、マシンガンズ、リニアのノックアウトステージ32→16の漫才も入っていてかなり濃い内容になっております。
来週13日からは毎日、深夜に番宣番組が放送されますしぃ・・・
ニッポン放送さんでは毎日ファイナリストが「ナイツザ・ラジオショー」に登場しますしぃ・・・
マシンガンズの滝沢さんがインスタで勝手にキャンペーンボーイとして盛り上げてくれてますしぃ・・・
三日月マンハッタンのYouTubeでも文句言いながらも愛のある生配信で盛り上げてくれてますしぃ・・・
もちろんTHE SECONDの公式You Tubeのダイジェスト動画も毎日のようにアップされてますしぃ・・・
(このダイジェスト、ディレクターになりたての子とADの2人で作ってるのすごくないですか?)
来週からは僕もいくつかインタビューを受けましたので、それもネットニューかなんかになるかと思います。
なのでTHE SECOND熱を急激にあげてもらって、
皆さんで盛り上げていただければと思います。
そんなわけであと10日(本当は9日)。
あと10日で、この番組に関わる方の全てが報われるといいなと思いながら
締めさせていただきます。
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