見出し画像

寿司日乗667〜673

2024年9月23日(月)晴れ

昼、みしお食堂用食材の買い出し、年々食材を真剣に選んでいる紳士淑女の皆様の所作に人生の経験値を感じ取ろうとするワタクシの悪趣味が開眼しています。スーパーはある意味人間交差点。
仕込みをやりながら安住紳一郎のラジオアーカイブを聴くなどしていると直ぐに夜、机に向かい雑務後肌寒さを感じ外に出ると涼しい。秋、きましたな。鍋を食べたくなり再び近所のスーパーへ。
見事に豆腐や白菜、豚肉がなくなっており、紳士淑女の皆様も考えることは同じなんですかな、鍋、温かいものが食べたくなったんですかな。帰宅後出汁をとり、野菜を煮てしゃぶしゃぶした豚ロースで千切りしたキャベツを巻いて高知の旨いポン酢に絡めて口に入れたら恍惚。

スーパーからの帰り道、見上げるとおぼろ月が線香花火の落ちる手前、火玉みたいな色合い。秋ですなぁ……独り言多し。

2024年9月24日(火)晴れ

8時起床、珈琲を淹れて一服。風呂を済ませて四谷三丁目ニューアーバン、みしお食堂。のんびりとした午後。(コマーシャル 次回10月15日です)
帰宅途中、CHAGE&ASKAを無性に聴きたくなり聴いていると誤って有線イヤホンが取れる。電車内に「ヤァ〜!ヤァヤァァァ〜ンヤァヤァヤァヤァァァ〜ン!」ASKAの美しい鼻濁音が響き、穴があったら入りたいとはこういう時に使うんだと思うも顔は「ん?なにか?問題でも?」という体(てい)を崩さず。

帰宅後、Wool & The Pantsの2ndアルバム『Not Fun In The Summertime』を予約。とても楽しみに待つ作品がまだまだあるということは嬉しい。ワタクシの企画イベント「Hour Connection 」Vol.2 に出演してもらったのが2020年だった。ワタクシも来年はソロ、2ndフルアルバムや新しいお知らせができるように今日もガンバ。
夜、新宿馴染みの店で晩酌。たまたまきていた友人とよもや話。来週で9月も終わる。

2024年9月25日(水)晴れのち曇り

正午前起床、雑務を済ませて洗濯などやる。
昼は鍋を食べる。午後、外山滋比古「ことばの四季」を読み返す。世相と形容詞についての随筆が面白い。
「古い時代の文章には妙な飾りが少ない。名詞と動詞だけを投げだすような文章もあって、それでいて力強い表現になっている」「時代が下るにつれて名詞を修飾する形容詞が多くなる」「いつどこで覚えるのか知らないが、我々は飾れば文章が良くなるような錯覚にとらわれているらしい」
「ほーぅ……」唸り一服。歌詞でもそうだが体言止めが多様された時代のものが私は好ましく思うことが多い。実際に作る時と、作られた物に触れる時の思考・嗜好は異なると意識してはみても、時代の影響をなにがしか受けているのは否めない。「どの時代にも口癖のようによく使われる形容詞がある。これは世の中の空気をさぐる手がかりになる」という一文には膝を打つ。歌詞や文章に限らず、コマーシャルの文言や宣伝文句を意識して聞くとよくわかる。そして、「さて、私はどうするのか?」ここが1番悩ましくまた、楽しくもある。のち、コナンを観ながら昼寝、雑務と作業。夜、馴染みの店にて晩酌。

2024年9月26日(木)晴れ

夢見が悪く起きる。雑務と作業、幼少の頃、ピアノを6年間習っていた。が、譜面がなかなか読めない私は曲を暗記していた。譜面を読むことがとても苦痛だったが、ピアノは弾きたい。弾ければいいじゃないかと思っていたあの頃の自分が今、デモ曲を鍵盤でも作るようにして以降、何故お前はスコアを書けるようにならなかったか……と思うことがあり、今それ。しかしピアノは楽しい。ギターと違い音が可視化される感覚があり楽しい。
1分弱のインスト曲を沢山作っているが、これが楽しい。うたうことがなければ音楽が今、楽しい。うたがない方がいいと思うこともある。

夜、馴染みの店で晩酌。すれ違いでD君がいたそうでメールをする。久々に会って話をしたかった。D君のバンドの鼎談記事がここ最近で1番面白かった。まぁ、約束などなくてこの店で会う人達と話すことが労いでもある、あった。あと3日で閉店(新店舗移転の為)。いつもそうしていたように毎晩通うもいつもの倍以上の混雑具合が余計に淋しさを増す。

2024年9月27日(金)晴れ

午後起床、冷蔵庫に残った野菜を全て平らげる為の品で昼飯。来週末高知でソロがある。セットリストを考え練習など。
夜、アーバン、店がはねて馴染みの店に行くと人口密度が凄いことになっており瓶ビールをひとくち飲んで店をでる。9月は自分にとって色々な物事の切り替え時期なんだと思う出来事多し。

2024年9月28日(土)晴れ

昨晩帰宅後、ドラマや映画を見始めてしまい起きると16時過ぎていた。風呂を済ませて渋谷。
イ・ラン with オンニ・クワイヤ(10人編成フル・バンド)を観る。イ・ランのライブを観るのは8年振り。とてもいい夜だった。いいという言葉に集約できない夜だった。移動して新宿、馴染みの店は残り1日の営業、今夜も満員。馴染みの方々と遅くまで痛飲、東高円寺グラスルーツ、Mにゃんのイベントに移動しO君と真面目に話などして帰宅。今週は1日1日を噛み締めながら過ごしている。もう随分とそんなことなかったな、多分。

2024年9月29日(日)晴れ

終日、過去のドラマを観て過ごす。操作を誤ってフジテレビオンデマンドに入ってしまいひと月、契約してしまう。ならば、ひと月アホのように観てやろうと観る。1992年放送「愛という名のもとに」当時14歳の私はただ面白いなと思い観ていた。大人になり観ると人生を経ただけ、また違う面白さが満載。野島伸司の脚本がどうやらこの作品からガラと変わった模様。私が毎日ドラマを観ていた90年代のフジテレビ、今改めてアーカイブを観ていると以外に内容の濃いドラマが多い。ドラマといえばTBSというイメージがあったからか。余談ですが20代半ばの鈴木保奈美は宝石のようにキラキラしていて眩しい。20歳の深津絵里は原石の輝きを纏っていて「はぁ!美しい!」「あらま!ほ〜ぅ!」独り言も感嘆詞が増える。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?